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死様の美学

ファイル 557-1.jpg渋い名優緒形拳が逝った。5年前から肝がんを患っていたが、決して他言するなとして、死の3日前までBlogを更新していた。私たちにとっては急逝だが、本人は覚悟の上だろう。しかし、綺麗な死に方だ。闘病記とか叫ぶこともなく、人の同情を買うこともなく、淡々とひたすら仕事だけに自分を注ぎ出した。

子息の直人氏が近隣に住んでおり、わが女房の勤務する薬局に、奥様の仙道敦子氏がよく訪れるとか。ワイフもいろいろアドバイス差し上げているようだが、やはり女優のオーラを放っているようだ。私も一度おめもじ叶いたいと願っているが。ちなみにカミさんは港区保健所に勤務した時には、祐太郎君の検診に来た山口百恵の相手もしているのだ・・・ジェラシー・ストーム。

生きている間にオーラを放つ人は多いが、その死によってレジェンド化するオーラを放った緒形拳氏の死に方に、さらなるジェラシーを覚える次第。

 * * *

年初、私は「今年のキーワードは混乱だ」と語ったが、株も1万円を割り、わがKFCも昨年暮れから今年にかけて大きな嵐を経験した。こういった場面では私は手出しをしないで放置を心がける(ホンネはビョウキの人などに時間と労力を奪われたくない、のだが)。しかしこのような混乱によって、どうも主の前に一人ひとりが確実に立つようになった確かな手ごたえを感じている。

愛と許しに富んだ、何でも許して愛して、いつもニコニコ牧師顔的牧師にぶる下がりたい人、私にお世話してもらいたい人は、本件でつまづいたことだろう。事実去った人々も多い。私はそういった人は、速やかにニッポンキリスト教公認の牧師の処に行きなさい、と何度も繰り返し申し上げて来た。私はニッポンキリスト教公認の牧師などではなく、真っ赤な牧師なのだ。

しかし不思議なものです。唯一のまことの牧者であるお方の取り扱いは確実にあるわけで、残った人々は主にあって着実に成長したことが実感できる。問題の根は今だ取り除かれてはいないが、正体が暴露され、膿も出されたから、対処法もそれぞれが分かるはず。次なる主の導きのフェーズに入れそうだ。何だかうれしいぞ・・・、これが最近の私の偽らざる実感である。

Comment

zion

私的には「風林火山」が最後の記憶となりました。
お疲れ様です。

  • 2008/10/08 23:06
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zion

  • 2008/10/09 23:38
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