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時代は流れても・・・

ファイル 567-1.jpg本日の英語の講義でのこと。『17歳のカルテ』において、電話の話が出てきた。当時の電話はご存知の黒電話。ダイアルを回すヤツ。最近の若い子がこの電話と対峙して、ダイアルの穴に指を突っ込んで、押した、とのネタがある。

で、聞いてみた。すると一部の子はこのタイプを知っており、かけ方も分かるとか。そしてある子が「穴に指入れて押すなんて、その子はバカねっ」と。小生「へえー、そうなんだ。じゃあ、水道の蛇口で回すヤツ知ってる?今はレバーばっかりだから、小学生は回し方が分かんないんだって」と突っ込むと、「そんなの公園にあるじゃん、知らないヤツがバカ」と。小生、心の中で、「そうかあ~、まだ何とか共通経験があるんだな」と安心。

そこでついでに、「僕が学生の頃はさ、カノジョに電話するのに公衆電話だったわけ。で、10円玉はジャラジャラ言わせて、相手の親が出ないように、ドキドキしながらかけたもんだよ。このスリル、君たち分からんでしょう」と口を滑らせると、一同、どう反応すべきかとビミョーな空気が流れ、完全におやじネタで滑っておりました・・・。

しかし、85年度の『金曜日の妻たちへⅢ』の小林明子の「恋に落ちて」は彼女たちもカラオケで歌うのだが(誰かがカバーしているらしく、私も目撃した!)、その一節「ダイアル回して、手をとめた~」のビミョーな心理を解説すると、なるほど顔で聞き入ってくれておりました。電話は変わっても、恋心は変わらない。ここにも「不易流行」だなあ~と変わり易い秋の空に感じ入った次第。

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