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歩くこと-点から線への楽しみ

フシギなものだ。車に乗っているときは、出発点と到着点だけが意識され、途中は自分の書斎の延長みたいな空間に籠もっていた。つまり点と点の世界。電車通勤になってから、最初は電車の中や人ごみを歩くのがうっとおしく、無駄な時間を過ごしている感覚があった。

が、なんと最近はそれが楽しい。雑踏も当初は煩わしく感じたが、今はむしろエンジョイしている。街の中をブラブラと歩く時、何故か喜びが込み上げて来る。街の雑音と匂いと風景と人息と車の騒音と・・・これが実に味わいがあるのだ。かくして駅から自宅までの約2キロもバスなのだが、時間のある時は歩いている。これがまた楽しい。点と点を結ぶ線にある楽しみだ。

ナザレ、ガリラヤ湖畔、ベタニヤ、ピリポ・カイザリヤ、そしてエルサレムへ・・・と、主イエスもこの地上をご自身の足で歩いたのだ。地に足をつけて歩くこと。生きることの基本だと再認識している。歩く時も主の息遣いを感じることができる。しかも主イエスはその汚れた足を自ら洗って下さるお方なのだ。線が広がるほどに楽しみはいたるところにある。

あなたがたは今後、異邦人がむなしい心で歩いているように歩いてはならない。

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