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グローバル・フェイク時代の予兆

TIME誌では大統領選挙が混乱するかもしれない7つの要因を分析していた。これがなんとも幼稚な要因ばかりで、ややあきれモードも。前にブッシュが"当選"した時は、疑惑票をめぐって最高裁で決着がついたのだったが、今回も何かが起きる。しかし民主主義の大権現であるアメリカで選挙が公正に行えない現実。加えてオバマ優勢ではあるが、ブラッドレイ効果が。News Week誌ではその可能性は低いとしているが、すでに書いたように暗殺の可能性も指摘されている。

戦後、現代アメリカが提示した政治経済モデルが破綻しつつある今日、大衆はこの混乱を収拾してくれる"真のリーダー"を欲しがっている。アメリカは"神"になり切れなかったのだ。TIME誌でも"The Lost Leader"と題する記事があり、またNW誌では世界中央銀行設立の必要を訴えている。かくして世界は、経済の絡みにより統合されつつあり(否、統合せざるを得ない)、絶対的な指導者と統一された統治機構を求めているのだ。これはキリスト教界、さらに一般宗教界も同様。いわゆる「エキュメニカル運動」という"木の葉"による人為的統一への動き。

前々から私は、「現代は大いなるフェイクを見せられている」と言ってきたが、今回の金融混乱はまさに膨らみ切ったハリボテがクラッシュしたわけ。なぜなら本質的に今回の問題の根底にある要因は"信仰"だからだ。その損なわれた"信仰"を回復し、さらにその上に新たなシステムを作り上げる必要がある。これは単に政治経済的なソーシャルエンジニアリングではなく、きわめて霊的な作業となるだろう。今回のクラッシュを克服する営みの中で、さらに巧妙な、まさに究極の、そして霊的要素を組み込んだグローバル・フェイクが作り上げらるだろう。しかもそれは明らかにキリストの十字架を否定する霊的力を醸しかつ有する。ある意味、究極の"木の葉"の営みなのだ。

だれも健全な教えを聞こうとしない時がきます。そのとき、人々は自分に都合の良いことを聞こうと、好き勝手に教師たちを寄せ集め、真理から耳を背け、作り話の方にそれて行くようになります。

終わりの時代、よくよく目を覚ましていなさい。

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