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第2回911真相究明国際会議

ファイル 602-1.jpg2年前の第一回会議についてもここで紹介した(→こちら)。11月1日に第二回会議が開催された。"911テロ"のおかしさと"やらせ"の可能性についてはここでもかなり初期から指摘している。

今回はクレアモント大学元教授で「プロセス神学」の第一人者である、デイヴィッド・レイ・グリフィン教授の講演会が中心だったようだ。彼は「911陰謀論者」のおかしさを指摘する向きに、政府の公式報告書自体がビン・ラディンによる陰謀論に立っていることを指摘。感情論ではなく、冷静に事実を積み重ねて議論するように進めている。

どうもこの手の話では大衆は思考停止を起こし、<政府発表=正論、異議=妄想的陰謀論>と思考誘導されるMCを受けてしまっている。考えても見よ、ペンタゴンの航空機墜落現場の"惨状"。あのJAL123便の墜落現場を思い出せばよい。WTCビルのような構造物が自然落下速度で崩壊する公式報告書の"物理学的説明"。かくしてニッポンのメディアでは取り上げること自体を恐れている。

しかしアメリカはやはり懐が深く、今回のグリフィン元教授を初め、各分野の専門家たちが検証してきているわけ。詳しい内容はこちらを参照されたいが、グリフィン元教授の指摘は引用させてもらおう。

その結論は、911事件で公式説が正しいということはありえない。政府は何らかの情報を隠している、というものである。

グリフィン講演で改めて衝撃的なのは以下のいくつかの事実である。

    • ハイジャック犯(とされた人々)は生きていた
    • 911事件の犯人はオサマ・ビン・ラディンではない(FBIがそれを認めている)
    • 911事件の「主犯」は、ハリド・シェイク・ムハマドという人物であり、すでに当局に捕縛されている
    • 政府コミッションレポートを作成したのはフィリップ・ゼリコーというブッシュ政権NSCの高官であり、委員長のトーマス・キーンとリー・ハミルトンの二人にも情報が秘匿されている
    • FBIは当初ハイジャック機からの犠牲者家族への連絡は「携帯電話からである」としたが、後に「機内電話からである」と変更している(2001年当時には携帯は高度数千フィートではつながらない。着信番号が偽装された可能性がある)
    • テッド・オルソン訴訟長官は、妻バーバラ・オルソン(ハイジャック機777便に搭乗?)からの電話について、偽装にだまされたか、偽証している可能性がある
    • NISTが内部犯行説を否定する報告書をだしたが、そもそもNISTは商務省の下部組織であり、公平性・信頼性に欠ける。しかも、元職員が「NISTは科学組織から政治組織になってしまった」と告発している。NISTのレポートは、商務省、国土安全保障省の事前チェックを受けたという
    • バリー・ジェニングスというWTC7で勤務していたファースト・レスポンダーは、NISTレポート公表の二日前に病院で死亡している(NISTやBBCのレポートで発言を引用されているが、内容を彼自身の口で訂正できなくなった)
    • 現在は911真相究明運動は、科学者、エンジニア・パイロット、元軍人、建築家などに広がっており、それぞれがグループを作っている。政治家のグループもできつつある。日本の民主党の藤田幸久参議院議員のような政治家が世界に増えてきている
    • 爆破解体の作業には、「液体爆弾」が使われた可能性がある。ナノ・サーマイト(テルミット)やスーパー・サーマイトのような物質は液体にすることができる。壁に塗り、簡単な起爆装置を設置することで遠隔操作で起動させることも可能である
    • 当初公表された旅客名簿にはアラブ系の名前がなかったが、2年前の新名簿には、「犯人」とされた、アラブ人の名前がきちんと入っている
    • ノーマン・ミネタ商務長官の辞任の理由は、マスコミ報道では「背中の治療」となっていたが、実は、チェイニー副大統領が出した「スタンド・ダウン」(警戒態勢解除)命令についての証言をしたからである。チェイニーは政府報告書では10:00に地下壕に行ったことになっているが、実際は9:15には降りてきており、軍に指令を出していた。ハイジャック機を撃墜するように命令しなかったことで、国防総省への攻撃が実現している
    • ポピュラー・メカニックという団体が書いた「公式説支持」の本はハースト社から出ている。また、真相究明運動を批判した「ヒストリー・チャンネル」にもハースト資本が入っている。ハーストは米西戦争のときに、参戦ムードをあおった新聞である。紙面が黄色いのでイエロー・ジャーナリズムと言われてきた。ヒストリー・チャンネルは正しくは「ハーストリー・チャンネル」というべきだろう
    • グリフィン教授は、「新世界秩序」(New World Order)の存在は確信しているが、具体的内容になるとわからないというしかない、と考えている。

グリフィン教授が行っているのは事実を積み上げて「政府公式説」が誤りであることを示すことであり、実際に何があったかということについては、彼はあくまで政府に「挙証責任」がある(=挙証責任の転換)という立場である。

グリフィン博士の講演会

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