Entry

トップ > 日記 > 有朋自遠方來不亦樂乎

有朋自遠方來不亦樂乎

大学時代の同級生のK君が、うちの大学まで訪ねて来てくれた。彼は博士号を取得した後、けっこう大変なところをくぐりつつ、某国立大学医学部教授と某医学系学会の理事まで昇り詰めたが、今回そこを辞して東京に戻ってきたのだ。経緯は詳しく聞いたが、まあ、山崎豊子の『白い巨塔』を読まれれば、ご理解いただけるであろう。まじめで一本気なために苦労してやや老成して、街で会ったら分からないかも知れない(やはり、私は若い、と再確認。彼もアイドリングで生きることを知って欲しいのだが)。

その他の同級生たちの消息も伺ったが、出世頭は東大医学部教授のW君。彼は国際的にも活躍中とのこと。しかもJazzピアニストで、バンドも組んでそちらでも活躍しているとか。いやあ、東大教授のJazzピアニストとは実にカッコイイ。また大阪大学医学部教授のS君。彼はウイルスの研究でやはり国際的成果を上げているようだ。しかしその反面、死亡者が2名。半身不随者が1名。スキャンダルで教授職を追われた者も1名。

・・・と、明と暗がけっこう分かれている。Dr.Lukeがどちらに属するのかは不明であるが(^^)、人生、「林住記」まで来ると、かなりスペクトルが広がる次第。しかし25年ぶりの再会で、実に懐かしく、積もる話であっと言う前の半日だった(大学教員はよくそんな暇があるなあ、との声も聞こえるが・・・)。大学の同級生は田舎の同級生たちとは異なる世界に生きているわけで、また違った味わいがあるもの。これからの展開が楽しみではある。共に長生きして生きることを楽しもう。

 * * *

厚生労働省の元事務次官夫妻が殺されたり、関係者が危害を受けたり。テロ?? 年金や薬害などで、天誅を唱える団体も無しとせずのご時世だから・・・。どうも利権を持つことは諸刃の剣。われわれ私大の教員など、何も権限がないから、例えば(あくまでも"例えば"の話ですよ)、ご父兄などから「差し入れ」を受けたりしても、まあ、気楽なものなのだが。(むしろ、ニッポンキリスト教で恨みを買うことの方が怖いかも知れない、マジで)

注:こう念を押すのは、一昨日のメッセージで、神の業はこちらがまったく期待のない自力が尽きた時になされる原則について、アブラムとサラへのイサク誕生の言葉に対して、サラが笑ったことを"例"として語ったら、ある姉妹が、「ルークさん、子供が生まれるんですかぁ?」とマジ顔で尋ねるので、ビックリしたからだ。続けて、「ルークさん、がんばってくださいぃ」と。やれやれ。

Access: /Yesterday: /Today: