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ついにキャンパステロが・・・

本日はまったりとSpa Libur YOKOHAMAにて温泉を楽しんでおりましたが、帰ったら、中央大学教授が刺殺(→記事)、東京理科大学で予告放火事件とか(→記事)。実は前期の講義で「アキバが危ない」と警鐘を鳴らしていたら、アキバ事件が、後期では「六本木ヒルズやキャンパスが危ない」と警鐘を鳴らしておりましたら、年末にヒルズに刃物を振り回す男が、そして今回のキャンパステロと・・・。あと危ないところは、お台場とか、原宿渋谷などの若者のデートスポット。また綺麗な処、富や繁栄や成功の象徴となる場。狙われる対象も地位や名誉、富のある、勝ち組と見られる人々。病院、医師や教師などもリスクが高い。

仕事もなく、地位もなく、結婚もできない、ニッポン社会において何も築くことのできない将来を失った人々の鬱屈したネガティブなエネルギーが、嫉妬や妬みの形でその放出先を虎視眈々と狙っているのだ。自分が上昇できないのならば、上を引き摺り下ろす。敵は神の聖、すなわち健やかさや健全性を破壊したいのだ。これまではネットが吸収していたが、ネットはもはや緩衝地帯とは成り得ない。女性をバラバラにした派遣社員も動機を「性の奴隷にするつもりだった」と。先に紹介した映画『ミラーズ』のように、ヴァーチャルな世界の不気味なモンスターが、リアルの世界を侵食し始めた。これからニッポン社会もニッポンキリスト教界も、ますますこういった犯罪が続出するであろう。

追記:日テレで東大安田講堂闘争の特番があった。先にも書いたが、私は小学生5,6年で、テレビで観ているだけの世界だった。私が東大生だったころも、安田講堂は焼け焦げの跡や臭いがしており、閉鎖されたままだった。彼らが何ゆえに自己破壊的な闘争をせざるを得なかったのか。純粋ゆえに権力と絶望的な戦いに自分を追い込み、そしてニッポンの権力の象徴である東大を解体しようとしたが、結局は「理想的自己」を破壊した。現に今、彼らは自らが糾弾した社会の中での地位を得、それなりの社会生活を送っている。結局彼らは三島の切腹と同様に、革命も起こせなかったし、赤軍事件や核マルの自己批判のように、エネルギーが内攻化して空転しただけだった。

番組の最後で、当時、学生には理解を示しつつ機動隊の指揮を執った佐々氏が、現代ニッポンの病理を指摘しつつ「今の若者にはもっと熱を出してもらわないと困る、せめて38度くらいに」とコメントしていた。しかしもはやそのようなエネルギーを直接にぶつける気力は若者にはない。彼らは空転するエネルギーを自分の内部に持ち余しているだけだ。これがネットでの誹謗中傷などの形で停留していた。が、最近では個別的形で猟奇的犯罪などと化している。最近のCMにテレビから手が出てくるモノがあるが、まさにそのようにヴァーチャル空間で空転するエネルギーがついにこちらのリアルの側を侵食し始めているのだ。かくして倒錯現象の最終局面に入りつつある。

Comment

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クリスチャントゥデイ関係者にも(?)Dr.Lukeは恨まれていそうなので、
くれぐれも身辺にはお気をつけ下さいませ。

  • 2009/01/14 20:34
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zion

老後の蓄えがないのでお迎えは早いほうがいいと思います。長生きは?です。医療、福祉の崩壊で老後に不安、、、

  • 2009/01/14 23:52
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