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オレンジ富士

ファイル 687-3.jpg今朝も空気も締まって、身体も締まり、気持ちのイイ走りを楽しんだ。写真は、昨日のオレンジの背景に浮かぶシルエットになる富士山。この時期、実に多彩な表情をみせて、私の目を楽しませてくれる。冬の楽しみのひとつ。

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ファイル 687-2.jpg午前中はプールとサウナ。午後はまた映画。『007慰めの報酬』。007も往年のショーン・コネリーは私的にはいまいちで、コネリーは二枚目時代よりは、むしろ年を経てからの『ザ・ロック』などの方が魅力がある。二代目のピアース・ブロスナンは甘たっるくて論外。

で、昨年『007カジノ・ロワイアル』で登場したダニエル・クレイグは、ややスティーブ・マックイーンに似て、金髪かつワイルド。それまでのボンドのイメージを覆して、見事に新しいジェームズ・ボンド像を作った。まずアクションが切れる。いわゆる二枚目ではなく、人間臭さを醸す渋さが決まる。やや陰もあり、女性に対してもいわゆるプレイボーイではなく、今回も傷を負った人間同士の関係がなかなかイイ。

ここでも観客とどれだけ共有し得る要素があるかで、映画の評価も決まる時代になっていると感じる。以前のプレイボーイ的007などは、絶対存在し得ないのだ。自らの潜在欲求を投影して代償満足を得るにしても、あまりにもかけ離れていると、そもそも投影のメカニズムが働かない。かくしていわゆる二枚目スターはほとんど死滅しているわけだ。次回以降も楽しみである。

しかしこの時期、しばらく楽しめる作品が続く・・・。

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