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心の置き所

歌手の華原朋美が向精神薬を大量に服用して朦朧状態のところを保護されたようだ(→記事)。彼女は先に逮捕された小室哲也の愛人とも噂され、果ては捨てられたとのことだが、昨年末の飯島愛と同様に、心の置き所を喪失してしまったのだろう。実に哀しいことだ。私も女子学生から同様の相談をしばしば受ける。自分が傷ついていることをに気がつかない、あるいは認めようとしない子たちがかなり多いのだ。

昨日のメッセージのテーマがまさにこれだった。この混乱して、何を信じていいのか分からない時代に、自分の心をどこに置くのか。当てにならぬものに置こうとすれば、人は容易に躁鬱状態に陥るだろう。女性で男に裏切られることを、何度も何度も同じように繰り返すケースが多い。これを強迫反復と言うが、自分が裏切られていると言う真実を直視し得ない間に生じる。人は自分の真実を見たくないのだ。

しかし強迫反復から解放されるためには、どんなにつらくとも、真実を直視することしかない。今の自分がどのような者であるか、まさにルカ15章の放蕩息子のように「本心に立ち返る」ことが解放と癒しへの唯一の道である。彼女はまだ34歳なのだから、十分にやり直すことができるはずである。

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