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混乱は深まりて

ファイル 727-1.jpg本日の日経夕刊では黒抜きのトップ。GDP年率-12.7%。1974年1-3月期の年率13.1%減に続く約35年ぶりの数値。先に紹介したラビ・バトラの予言では日経平均5,000円もあるとか。昨年初頭私はメッセージで2008年のキーワードは「混乱」であると語ったが、2009年はそれがさらに実体化する。一方で中川氏が世界のメディアの前で朦朧記者会見。やれやれ。ニッポンはまだ余裕があるわけ?

陰の声:実はかく言う私も英語の講義の際、学生に和訳をしゃべらせている間に、うとうとッと落ちたことがあるのだ(座っての講義はあぶないのだ)。はっと目を覚ますと、学生諸君がにたにたと私の顔を見つめていたわけで・・・。

ニッポンキリスト教についてもこの数年来私が警鐘を鳴らしてきたとおりの状況になっている。2007年11月の公開書簡でこう言っている:

また今後のニッポンキリスト教界に対する私の診立てでございます。昨年の松沢牧師の件、また今日も日本キリスト教団の伝道師が少女に対する猥褻行為で逮捕されましたが、これはまだ序の口でありましょう:

もし神が真にこのギョウカイを愛され、その中の真のクリスチャン(=教会=エクレシア)を憐れまれるのであれば、必ずこのギョウカイは一度絶望、否、死を経ることでしょう。その時、人間的な知恵や業は一切役に立ちません。見かけ上、まったく希望がない状態と成り果てることでしょう。有名なセンセイたちがその動機が暴かれ、宮で商売する者たちもその机をひっくり返され、一見、羊たちは雲散霧消、散らされることでしょう。多くの混乱と嘆きと叫びが起こるでしょう。

しかし、その中で真の牧者を見出す一群の兄弟姉妹が起こされるでしょう。彼らは他の誰でもなく、ただこの方の声を聴いて、付き従う者たちです。何の才能も、権力も、ある意味で賜物も、何も持たないが、ただ主イエスの御名を否まず、主と御言葉のみに頼ることを知る普通の人々です。人の目を惹く業もなさず、人の目には何らの魅力もなく、打ち捨てられているかのような人々です。しかし人の目と神の目の違いを知る人々です。

神はあえてそれらの人々を起こし、誇る者、動機の不純な者、富んでいる者を辱められます。そこには人の何かが一切介入する事ができないのであり、ただ神の御手が働くのを見ることができるのみです。死と復活の原則によらないものはすべてフェイクだからです。

しかし、もしこのギョウカイが神の目から放って置かれるのならば、一見華々しく、人の目に麗しく、人の肉を高揚する大いなる業がなされることでしょう。多くの人々はその光景に陶然として惹き行かれ、貧しくなれた主を打ち捨てることでしょう。嗚呼、しかしそれは何という虚無であることでしょう!

どうか主の憐れみがこのニッポンにありますように。

救世軍の山谷少佐も「福音派の終焉?」と題する記事をものしておられるが、この覚醒への意識に対してはまったく共感する次第。一方で「僕も私も神様のVIP」と霊的識別力も欠如したユーフォリア状態のオメデタイ人々もいるが、これもまことに聖書にあるとおり:

 万軍の主はこう言われる。お前たちに預言する預言者たちの/言葉を聞いてはならない。彼らはお前たちに空しい望みを抱かせ/主の口の言葉ではなく、自分の心の幻を語る。
 わたしを侮る者たちに向かって/彼らは常に言う。「平和があなたたちに臨むと/主が語られた」と。また、かたくなな心のままに歩む者に向かって/「災いがあなたたちに来ることはない」と言う。
 わたしが遣わさないのに/預言者たちは走る。わたしは彼らに語っていないのに/彼らは預言する。
 見よ、わたしは偽りの夢を預言する者たちに立ち向かう、と主は言われる。彼らは、それを解き明かして、偽りと気まぐれをもってわが民を迷わせた。
 わたしは、彼らを遣わしたことも、彼らに命じたこともない。彼らはこの民に何の益ももたらさない、と主は言われる。

ニッポンキリスト教を覆う霊はすでに(否、元から)聖霊ではなく、きわめて汚れた霊である。ソドム・エジプト化したそこからは、ただ逃れるのみ。各々、自分の信仰の在り処が個別に示される時期なのだ。

陰の声2:当面の私の課題は花粉との格闘。しかしジョッギングができないのでフラストレーションが溜まる。で、先のウェイトをつけて、家の中でiPodを聴きながら、定位置ジョッギングを・・・。あとブートキャンプも再びか・・・。

Comment

細木

山谷さんのブログを見てきました。然り!って感じです。カルト化教会の問題も、ハウス・チャーチどうのの問題も、こういう部分に立ち返ればもっとクリアになるだろうにと思います。

  • 2009/02/17 16:08
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Luke

まったくそうですね。こういった現状に対する意識を共有できることは幸いです。神は人間的絶望からいのちを芽生えさせることができるお方ですから。

  • 2009/02/17 16:54
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