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"もっくん"の爪の垢

ファイル 739-1.jpg今回アカデミー賞を取った『おくりびと』は元々93年ごろから元シブガキ隊の"もっくん"こと本木氏が感動し、原作者と交渉を重ねてついに映画化に至ったものだったとか。その"もっくん"はすでにアイドル時代から、「自分は大人の操作によって作られた存在であり、自分は偽者。芸能界はやめたほうがよい」と考えていたようだ。

大した者です、アイドルでキャーキャー言われつつも、それに飲み込まれていない。メタ視点を持ちつつ自分をちゃんと確立している。そしてこの作品へと彼の意識は収斂していったわけだ。ニッポンキリスト教でも同じ。操作され、作られた「霊の流れ」だとか、「新しい主の働き」だとか、「画期的教え」だとか、「リバイバル音頭」などにくれぐれも乗せられることのないように、"もっくん"の爪の垢でも煎じて飲むべきでしょう。

Comment

細木

本当ですね。変な奴だって、個人的にはあまり好きではありませんでしたが、今回のエピソードを知って、考えを改めました。

  • 2009/02/25 02:41
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