"もっくん"の爪の垢
- 2009/02/24 19:48
- Category: 映画
今回アカデミー賞を取った『おくりびと』は元々93年ごろから元シブガキ隊の"もっくん"こと本木氏が感動し、原作者と交渉を重ねてついに映画化に至ったものだったとか。その"もっくん"はすでにアイドル時代から、「自分は大人の操作によって作られた存在であり、自分は偽者。芸能界はやめたほうがよい」と考えていたようだ。
大した者です、アイドルでキャーキャー言われつつも、それに飲み込まれていない。メタ視点を持ちつつ自分をちゃんと確立している。そしてこの作品へと彼の意識は収斂していったわけだ。ニッポンキリスト教でも同じ。操作され、作られた「霊の流れ」だとか、「新しい主の働き」だとか、「画期的教え」だとか、「リバイバル音頭」などにくれぐれも乗せられることのないように、"もっくん"の爪の垢でも煎じて飲むべきでしょう。
細木
本当ですね。変な奴だって、個人的にはあまり好きではありませんでしたが、今回のエピソードを知って、考えを改めました。