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ローカルチャーチ新情報

面白い文書が入手できました。90歳代の中国人で、ニーの"小さな群れ"に関わっていたラリー・チャイの証言です(→こちら)。中国が共産化された後、ニーの群れにウィットネス・リーが加わり、台湾においてどのような歴史を辿ったか、詳細に証言しています。それによるとリーの絶対的統率権が確立されていき、それに異議を唱える者は排除されると言う、現在も起きている症状の原型を見ることができます。65年には"壊滅(massacre)"と言う表現すら用いています。さらに英国のオースティン・スパークスも招聘しているのですが、彼の教えで影響を受けリーを批判するメンバーが出たために、スパークスと袂を分かったり、不明朗な事業を起こして失敗し、多額の損失を出し、その穴埋めをメンバーの私財の供出によって図ろうすることなど、近年まで同じパタンを繰り返しています。精神病理的には強迫反復と言いますが、実に面白い。

リー亡き現在はリビング・ストリーム・ミニストリーの"ブレンド兄弟団"が中央集権化を図っており(エホバの証人の統治体と似てきている)、彼らに異議を唱える者は次々に検疫されている模様。もっとも本質的な問題は、彼らの間では「イエスをどなたとするか」の問いに答えるだけではダメでして、「ウィットネス・リーをどなたと認めるか」に「是」と答えないとただちに「神への反逆者」となることです。それでも異議を唱えるならば裁判に訴えてまでも黙らせる姿勢も当時からあったようです。かつての毛沢東も粛清に次ぐ粛清を行いましたが、特定の人物を祀り上げた組織を維持するためには同じ力学が働くのです。・・・で、これって、別にローカルチャーチに限っていないところがヤバイのですね、今のニッポンキリスト教界でも。

ウイットネス・リーのローカルチャーチ情報サイト

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