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古代ロマン

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奈良・桜井の箸墓古墳、卑弥呼の墓か…死亡時期と一致 (読売新聞)
記事写真:築造年代が240-260年と発表された箸墓古墳(読売ヘリから、昨年11月撮影)

「卑弥呼の墓」との説がある 箸墓 (はしはか) 古墳(奈良県桜井市)の築造時期について、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の研究グループが240-260年とする調査結果をまとめた。

31日開かれる日本考古学協会の総会で発表する。

この年代は、魏志倭人伝に「卑弥呼以て死す、大いに冢 (ちょう) を作る」と記載された247年頃と時期が一致し、倭の女王・卑弥呼がいた邪馬台国の位置論争にも影響を与えそうだ。同グループの春成秀爾・同博物館名誉教授は「これで箸墓古墳が卑弥呼の墓であることは間違いなくなった。生前から墓を作り始めていたのだろう」と話している。

年代は、同古墳から出土した「布留 (ふる)0式」と呼ばれる土器に付着した炭化物など約20点を放射性炭素(C14)年代測定した結果、導き出された。

この年代について、寺沢薫・奈良県立橿原考古学研究所部長は「今回測定された土器の試料のうち、築造時のものは少なく、誤差を考慮すれば、まだ結論を出すわけにはいかない」と慎重な姿勢をみせている。

箸墓古墳は全長280メートルで、最初に築かれた巨大前方後円墳。邪馬台国論争の鍵を握る古墳として注目されている。[2009年5月29日11時19分]

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