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Dr.Lukeな一日

本日は映画を観ようか、DVDを観ようかと思ったのですが、結局温泉で過ごしました。身体のアチコチに疲労が出ていますので・・・。

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前に紹介した『蘇我氏の正体』ではかなり大胆な推理を提出しており、極悪人のレッテルを貼られた同氏は、実は武内宿禰を始祖とする由緒正しい系統であり、実は「日本の王家の根っこの根っこに位置していた・・・すなわち蘇我氏は、このように正統なる一族であった。ここに言う『正統』とは、ようするに『蘇我』が天皇家そのもの、という意味である」とする。その蘇我氏を恐れる藤原氏が彼の対抗馬として聖なる人格高潔な聖徳太子を奉り上げ、相対的に蘇我氏を貶め、その真実を『日本書紀』から抹殺したのだ。蘇我氏は「東」と関係が深く、現にわが大学は蘇我駅の近くにある。藤原氏が「東」を忌み嫌ったのも、自分が虐待した蘇我氏を「東」に投影したためとする。

ファイル 909-1.jpgそして今般、甘樫丘の蘇我邸跡に新発見が。やはり彼は狙われていた。これはまた実にロマンを掻き立てられる。表に出る記録は時に真実であるが、時にその記事を書いた者の利を守るために、相当に歪曲されるのである。文献学的にその謎を解きほぐしつつ、同時に考古学的な発見がそれを裏付ける。この着実な作業によってのみ、私たちが「分かっている」と思い込まされている事の真実が明らかにされるのだ。

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ファイル 909-2.jpgBOSSの缶コーヒーのCMがけっこう好きな私だが、この度、あの名刑事ドラマ『太陽にほえろ』が復活したとか。この写真、合成ではない。リアルである。が、よく見ると、ゴリさんや殿下たちがややヨレヨレだ。そう、これは今の彼らだ。では、すでに故人のはずのボスは誰か。そう、物真似の裕太郎氏。しかしハリウッドの名優トミー・リー・ジョーンズがよく付き合ってくれている。私的にはややイメージが落ちてしまって残念なのだが・・・。しかしこのCMは実に楽しめる。

高校の頃、萩原健一扮するマカロニが何とも空しく殉死して、しばらくは見る気がなくなったものだった。あの番組は若い刑事を殉死させて、その人気を保っていたとも言えるが。シンコと結婚を控えたジーパンが真っ白なジーンズの上下の姿で、助けようとした相手に無残にも腹を撃たれ、「なんじゃっ、こりゃあっ!」と叫びつつ、仰向けに倒れ、タバコをくわえる場面も切なかった。松田優作は何かそんな死に方をするのかなと予感しましたが、『ブラックレイン』で、マイケル・ダグラスと対等に鬼気迫る演技をして、膀胱がんで逝きました。ある意味カッコいい死でした。彼も常に何かと闘っていたレスラーだったのでしょう。

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ICHIRO

太陽にほえろ、私も懐かしいです。こうして年輪が刻まれるのですね。

  • 2009/06/18 22:36
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