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スリラー

雨で走れず、β-エンドルフィンを楽しめない・・・。β-エンドルフィンならぬデメロールなどでマイケル・ジャクソンがクスリ漬けだったことが明らかにされているが(→記事)、Salt氏が鋭い指摘をされている(→「からだは大人、こころは子供」)。外見は大人、内面は子供、その狭間で脱色と整形を繰り返して、自らがゾンビのようになってしまった。彼はショービジネスの犠牲者だったと。

私も彼の「スリラー」を見て、外見も内面も自分の将来を予言した作品だと感じたのだが、昨日紹介した"Morphine"と共に何とも痛々しいものだ。しかし何故にこのような作品が1億枚も売れるのだろうか?商売のコツは人の肉を煽り、肉を喜ばせ、満足させること。そしてある種の霊に自分を売ること。彼の映像には汚れた霊的要素を感知できる。「スリラー」は彼の人生そのものだった。

かくして肉(flesh)に仕え、そのような霊に委ねることの代償はあまりにも大きい。テレビでも、ストレスによる過食症で劇太りしたエルヴィス・プレスリーの死との類似性が指摘されているが、一説によるプレスリーは死の間際に福音を聞いて、涙を流したとも言われているのだが、マイケルは?

このビデオのダンスは郷ひろみの「男願Groove」のダンスに明らかに影響していますね。郷ひろみは単純でダイジョウブと思うのですが。

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ICHIRO

検視結果が流出してるようで、死後までもネタにされるのは何とも心痛いです。

  • 2009/06/30 20:06
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