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信仰とセロトニン作動性神経系

ファイル 991-1.png私が提唱する「霊精神身体医学」のひとつのテーマでもあるが、健やかさの追求と言う点で、信仰と神経のつなぎ目シナプスにおける神経伝達物質の振る舞いの関係はとても興味がある。神経系には大きく分けて、ドーパミン作動系セロトニン作動系がある。

前者は報酬系とも言われ、いわゆる快感を覚える系。何かを達成したときやギャンブルに熱中しているときなどの強烈な快感を生むのだ。覚醒剤や麻薬などによってもこの系は賦活化される。

後者は安定した感情を保つ系であって、しばしばドーパミン作動系を抑制する。セロトニンが不足するときいわゆる鬱病となるが、先に紹介したSSRIはシナプスにおけるセロトニンの再吸収を疎外して、シナプスのセロトニン濃度を高く保つ働きがある。

セロトニン

ドーパミンがかなり強烈な快感を生むのに対して、セロトニンは穏やかな快状態、満足感、幸福感を生み、心の活気や意欲、身体の爽快感を保つ。セロトニンが欠乏すると欝をはじめ、イライラ感、攻撃性の高まり、キレ易さ、意欲の減退などを生じる。Dr.Luke的にはニッポンキリスト教などはセロトニン欠乏性症候群を呈していると診断しているわけ。

で、このセロトニンを増加させるためには、

・早起きして太陽光を浴び、適度な運動とバランスの良い食事と規則正しい生活。

・セロトニン作動系は各種のリズム運動によって活性化されるので、例えばウォーキングや軽いジョッギング、ガムを噛むことなどもよい。

現在の私は、昨晩などは9時半就寝。朝は5時には目が開くわけで、この生活リズムは実に爽快。そして一日が実に長く感じられ、豊かな時間を満喫できる。前にも書いたが、日が昇ると起き、日が沈むと寝る生活をしていた縄文時代の人々は、現代人が味わうこともないようなリッチな生活をしていたのだと思う。多分朝と言う時間は、格別に神が用意されたものなのだろう。聖書にもこうある:

・そこで、彼らは朝ごとにそれぞれ必要な分(マナ)を集めた。日が高くなると、それは溶けてしまった。

朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた。

霊的にも朝を制する者は人生を制するとも言えるかも知れない。

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ヤっーふぉー!

たいへんにためになりました。

  • 2009/08/06 14:19
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