冬夜寄温飛卿-魚玄機
- 2013/12/17 21:12
- Category: 漢詩
- Tag: 漢詩 魚玄機 大伴家持
陶淵明の三作を紹介する予定だが、この季節にぴったりの詩をひとつ。前にも触れた薄幸の才媛にして情熱の女、魚玄機の一首を。
苦意 思を捜す灯下の吟
不眠の長夜 寒衾を怕れる
庭に満つ木葉 風の起るを愁う
幌を透す沙窓 月の沈むを惜しむ
疎散 未だ聞かず終に願を遂げる
盛衰 空しく見る本来の心
幽棲 定まる莫れ梧桐の処
暮鵲 啾啾 空しく林を遶る
不眠の長夜 寒衾を怕れる
庭に満つ木葉 風の起るを愁う
幌を透す沙窓 月の沈むを惜しむ
疎散 未だ聞かず終に願を遂げる
盛衰 空しく見る本来の心
幽棲 定まる莫れ梧桐の処
暮鵲 啾啾 空しく林を遶る
わが国の大伴家持の一首を想い起こす(百人一首)-