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本日の数冊

ファイル 1031-1.jpgまずは『池田大作の軌跡Ⅰ』(潮出版)。今回ほぼ壊滅した公明党をいただく池田氏の20代からの伝記。いやあ、これは迫力がある。正義の騎士池田氏がいかに大衆の心をとらえて、腐敗した政治界に新風を吹き込み、ニッポンを仏道の国家にしようと、わが身を捧げていくか、読み手を引き込む筆のタッチ。「中国が信じた。権力が負けた。労組が驚いた。庶民が愛した」とあるとおり、世間も、政治家も、中国もみな池田氏に膝を屈めたのだ・・・。

と言うわけですが、これ、実は職場の学会の同僚からの頂き物。彼が学会員と最近知り、いろいろ話を伺っていると、プレゼントして下さった。とても一本気な男で、もう10年近く親しくしているのだ。先に紹介した矢野氏についても聴いてみたが、ここではオフレコにしておこう。(しかしDr.Lukeも幸福の科学やSGIからよく誘われるなあ~)

ファイル 1031-2.jpg二冊目は元わが同僚の副島隆彦氏の新著『あと5年で中国が世界を制覇する』(ビジネス社)。彼についてはここでも何度も紹介しているが、アメリカにディープな情報源を持つだけあって、ドルの暴落やサブプラ問題をすでに何年も前から予言し、オバマ大統領の誕生も2年前から明確に断言していた。ほぼ彼の予想通りに世界は動いているが、ま、中国がパワーになるのはほぼ間違いない。先に紹介した推計では2050年の中国のGDPは7,000兆円だ(ニッポンは700兆程度)。人口比率から言っても当たり前ではあるが、彼らは生きる活力に溢れている。今の去勢されたニッポン人にはない貪欲さを持っている。ただし真にヘゲモニック・ステイトになるために、副島氏は二つ条件を上げる:ひとつは共産党一党支配からの脱却、ふたつめは人種問題。これらがクリアできたら、真の大国として世界をリードするだろう。その時、わがニッポンは・・・。中国人の言うところの「小鬼」化しているかも知れない。

ファイル 1031-3.jpg三冊目は雑誌『週間ダイヤモンド』。特集は「新宗教」。今回の総選挙は実は宗教戦争であったと指摘。学会と新宗連との対立が裏で進行し、後者が民主党を選んだのだ。これまで学会に煮え湯を飲まされてきた新宗連は、今回まさにこれまでの屈辱を晴らしたわけ。現在のニッポン、宗教を無視して政治は語れない。

ちなみにあの大川従道隆法氏らは300余の選挙区にすべて候補者を立て、その没収される供託金だけで10億円。選挙運動資金も含めると100億は使ったと推計されるようだ。しかし彼らにとってはこれは単なるポケットマネー。同誌の推計では年間収入は2,000億前後らしい。彼らは人材も高学歴で、あらゆる分野におり、けっして侮れない。ちなみに私の考えている政策は、自民党と45%、民主党と35%、幸福の科学とは60%の一致率だったのだ(!)けっこう大川氏とは波長が合うかも・・・(笑)

この宗教の潮流のパワーの中で、ニッポンキリスト教は明らかに衰退する、と言うよりは、自滅していくでしょう。私的にはそれは喜ばしいことと考えているわけですが。しかしエクレシアは決して滅びませんから、安心してください^^

ファイル 1031-4.jpgそして最後はTwitterでもレポした『文藝春秋』。いやあ、今回の記事はいずれも面白いが、中でも鳩山氏の献金疑惑。これは先月号で中曽根氏も指摘していたが、どうも東京地検特捜部も関わってきているらしい。それにしても具体的な数字は本誌を参照して欲しいが、「個人献金」にしては明らかに異常な数字だ。その一切を知るのは元公設秘書X氏。彼はすべてを知りつつ、すべてを背負って、今はひたすら沈黙している。しかし本誌によると、かのリクルート事件で自殺した竹下氏の秘書青木氏とよく似ている境遇とかで、すべては秘書の・・・とスケープゴートにされる可能性が高い。鳩は下手すると飛べないばかりか、籠の中もありえるかも知れない。ちなみに小沢氏は自分の件(や田中角栄の件)もあって、検察に対してジワリと強硬な圧力をかけているとか・・・。

あとは酒井ノリピーの記事はやや痛々しかった・・・。

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