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倒錯社会

リチャードさんが、7月1日の日記で「最近のメディアって、なんでこう、フツーでないのかな。テレビを毎日観ている人達にとっては、フツーなのかもしれないけど、テレビの無い私の身に付けている常識からすれば、テレビの世界の事象は、全然非常識に感じるのです」と指摘されている。

また6月28日にはイタリアの落書きについても「京都産業大は、世界遺産落書きの3学生を停学にしたり、本人達を現地に向かわせ、自分で落書きを消させる措置も検討しているのを、大聖堂側は、なんで日本だけはこんなに大々的に(自虐的に)事を大きくするのか、と訝しがるかもしれない。あいにく日本は、ネットやマスコミでひとたび炎上すれば、ターゲットにされた人/組織側はそれなりの罰などを自身に科さなくてはならないカルチャーなのだ」と指摘する。実際、現地イタリアではニッポンの厳罰に対して「あり得ないことだ」と驚いているのだ(→記事)。

一方で「2ちゃんねる」とか「学校裏サイト」、「闇の職安」といったサイトがフツウに蔓延し、アキバ事件などの温床となりつつあるニッポン。昔から「日本の常識は世界の非常識」とか言われてきたが、このカプセル化したニッポン社会は、私の予想を超えて、すでに相当に倒錯が深くなっているのかも知れない。神の裁きの御手を切に待ちたい、ますます三島モードに入ってしまうDr.Lukeではある。

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