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対妄想化社会リテラシー

この時期の朝の空気のシゲキが実に快感である。しかし何となく春めいても来ているかな~。しかもオツムが春めく人もこの時期にはけっこう多いのだ。「木の芽時症候群」と言う。

タレントのブログに中傷を書き込んだ18人が刑事事件として立件されるらしい。さらにその中でも「殺す」などと書いた29歳の派遣社員の女が逮捕された(→記事)。この女はこのタレントが昔のある事件の主犯であるとかの噂を信じ込み、義憤に駆られての行動だったようだ。やれやれ、先に指摘した倒錯した"正義"の病理である。

これが前々から指摘している妄想化社会、ヴァーチャルとリアルのボーダーを見失う症候群である。先に紹介した映画『誰も助けてくれない』でも扱われていた問題であり、韓国ではネットの中傷書き込みにより、有名女優が何人も自殺している。かく言う私などはもうすでに相当の回数自殺してなくてはならないだろう。
続き
しかし『クリスチャン・トゥデイ』と言うキリスト教メディアは、救世軍山谷真少佐に対して名誉毀損の損害賠償請求を東京地裁に訴えているのだが、その理由が、老舗のクリスチャン新聞の編集顧問根田祥一氏が、新興メディアであるCTの業界進出を阻むために、山谷少佐を唆して事実無根の情報をブログに掲載させたと言うわけなのだ。この論は元々あの妄想世界「2ちゃんねる」の常連キャラが言い出したもの。これを公器たるメディアがまともに取り上げ、裁判にまで訴えると言う倒錯。またそれを識別できないこの業界の有名牧師や人士たち。これがすでに現に起きている!

要するに前に紹介した映画『ミラーズ』のように、ヴァーチャルな世界(これは元々ニンゲンの病んだ思いが生み出すもの)がリアルな世界を侵食し始めている兆候である。私などもしばしば妄想を抱く人々に絡まれているわけで、彼らは私からいじめられたとか、虐待を受けたとかの主張をするわけだ。またローカルチャーチがらみでも、私の教唆によって自分を殺すと電話してきた者がいるなどの妄想を抱いた指導者から弁護士の通告書が送られるとかの事態も起きている。かくして山谷少佐の件は決して他人事ではない。

しかし私や山谷少佐にとどまらず、ウェブサイトやブログを開いている人であれば、誰でもがそのような妄想世界とのコンタクトチャネルを開いているわけで、こういった事態に遭遇する可能性がある時代であることを十分に知って置く必要があろう。

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山暮らしのキリスト」のSugarさんから連絡があり、メールは再開できたようですが、何故かPCの不調でネットにアクセスできないため、更新が滞っているとのことです。

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再建主義の富井さんのサイトに「サタンに乗っ取られた米国」とあります。アメリカがオカルトの国であることは同意ですが、ここのヒラリーの写真の背後の絵がサタンの出現だ、と富井氏は言うのでしょうか?合成ではないらしいですが、これは単なる絵でしょうに・・・?

Comment

zion

ヒラリーの星条旗の星の向きが上下逆なのは何なのでしょう?
共和党のマークも2000年以降星が逆さです。
これずうっと気になって、、、
眠れません!!!

  • 2009/02/06 21:02
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Isaiah Ben Hur

確かに富井さんの「これほどあからさまにサタンが姿を現わすとは驚きである」と言う言葉、どういう意味なのでしょうか?ヒラリーの背後の絵も合成じゃないのでしょうか?

自殺するはずのLukeさんは、その割りによく遊びまわっているようですが。。。

  • 2009/02/06 22:58
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