イスラエル再建国70周年にあたり-1948年の預言的意味-

5月14日が近づいた。この日、米をはじめとするいくつか国が大使館をエルサレムに移転する。まことにエゼキエル書に

わたしはエルサレムを世界の重石とする。-Eze 12:1-2

とあるとおりだ。世界はエルサレムを中心に回って来たし、回る。タコツボ・ニッポン社会ではTOKIOがどうの、モリカケがどうの、次官のセクハラがどうのでかまびすしいが、世界は明らかに大きくうねりつつあるのだ。

さて、1948年は・・・もちろんイスラエルの再建国の日(5月14日)。AD70にローマのタイタスによって滅ぼされ、2,000年にわたるディア スポラから約束の地にイスラエルが帰還した日。現代のユダヤ人の定義は必ずしも血統的なものではないので、もちろんそのすべてがアブラハムの子孫ではないだろう。が、この国が神の瞳であることは動かせない霊的事実だ(Zech 2:8)。私は置換神学はとらないし、それは真理ではない。彼らの選びは経綸的選びではあるが、今も有効である(☞教会とイスラエルの関係について)。

アブラハムの子孫が外国に囚われた機会は何度かある。一度はエジプトに430年(Exo 12:40)。次はアッシリアによる北王国の崩壊(BC721)、およびバビロンによる南王国の捕囚。このバビロン捕囚はエレミヤなどにより70年間と予言されていた(Jer 25:11)。この期間の数え方は

 ・BC606年(第1次捕囚 )~536(故国への帰還)の70年 
 ・BC586年(神殿の破壊)~516(神殿の再建)の70年

と複数ある。いずれにしろ、バビロンに捕囚された民の一部が帰還し、大多数はバビロンに残った。バビロンでもそこそこの生活が楽しめたのだ。これは神の国よりもこの世を愛することの象徴であり、レフトビハインドの予型でもある。

さて前者に基づいて次のような計算が成り立つ。エゼキエルに

また、一枚の鉄の平なべを取り、それをあなたと町との間に鉄の壁として立て、あなたの顔をしっかりとこの町に向けよ。この町を包囲し、これを攻め囲め。これがイスラエルの家のしるしだ。
あなたは左わきを下にして横たわり、イスラエルの家の咎を自分の身の上に置け。あなたがそこに横たわっている日数だけ彼らの咎を負え。
わたしは彼らの咎の年数を日数にして三百九十日とする。その間、あなたはイスラエルの家の咎を負わなければならない。
あなたがその日数を終えたら、次にまた、あなたの右わきを下にして横たわり、ユダの家の咎を四十日間、負わなければならない。わたしは、あなたのために一年に対して一日とした。-Eze 4:3-6

すなわち430日、1日は1年だから430年。ここから従順の年数である70年を引くと360年。レビ記に神は不従順に対しては7倍の裁きを行うとあるゆえに(Lev 26:18)、360×7=2,520年。聖書の1年は360日だから、2,520×360=907,200日。太陽暦に直すと907,200÷365.25=2483.8年。そこでBC536年から数えると
 
 -536+2483.8+1=1948.8(紀元0年はないことに注意)

かくしてエゼキエルの予言は、AD70年の世界へのディアスポラ以降消失したイスラエルの1948年の再建国をもって見事に成就しているのだ! 

GOD BLESS JERUSALEM!!!

(出典:Grant Jeffrey, Armagedon-Appointed With Destiny, 1988)

00votes
Article Rating

是非フォローしてください

最新の情報をお伝えします

Subscribe
Notify of
guest

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

0 Comments
Inline Feedbacks
View all comments
Translate »
0
Would love your thoughts, please comment.x
()
x