地を治めよ-Subdue the Earth!!!

神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」-Gen 1:28

うーむ、「地を従わせよ」・・・この言葉が霊に響く。人類が当初造られた目的はこれだ。では、どういう意味か? 物質界を従わせることか?[1]もちろん人類がサイエンスによってある程度治めていることは事実であるが・・・ そうであれば、嵐を沈めたり、いちじくを呪ったり、山よ動けと命じることや、魚の口から銀貨が出てくることの根拠となる。生物だけでなく、物質界も人間に委ねられたということか。それとも地はサタンの象徴だから「サタンを治めよ」か? ちなみに再建主義の富井氏はこのような雰囲気であるが・・・。

実はこの単語、ヘブル語では”kâbash”、Strongによれば―

A primitive root; to tread down; hence negatively to disregard; positively to conquer, subjugate, violate: – bring into bondage, force, keep under, subdue, bring into subjection.

要するに「力をもってねじ伏せよ」との意味である。これはこの創造の当初において神に逆らう何者かの存在があったことを意味する[2] … Continue reading。これはエデンの園にすでにへびに仮託されたサタンが侵入していたことの根拠ともなる。このサタン[3] … Continue readingは果たしてどの時点で、どこから侵入したのであろうか。

神は人間に相当の権威を委ねておられる。たとえば、

すべてのものをお造りになった神の内に世の初めから隠されていた秘められた計画が、どのように実現されるのかを、すべての人々に説き明かしています。こうして、いろいろの働きをする神の知恵は、今やエクシレアによって、天上の支配や権威に知らされるようになったのですが、これは、神がわたしたちの主キリスト・イエスによって実現された永遠の計画に沿うものです。-Eph 3:9-11

われわれは天上の支配や権威に神の知恵を知らせる(告知する)存在である。エクレシアとはニュークリーチャー、エロヒムのDNAをインフュージョンされた存在。神はわれわれをとおして、ご自身を現わされ、ご自分の知恵を展覧することを目論んでおられる。敬虔(eusebeia)の奥義とは肉において現れる神である(1Tim 3:16)。エクレシアの本質と働きは、われわれの思いをはるかに超えるものである。

しかし、このことは、/「目が見もせず、耳が聞きもせず、/人の心に思い浮かびもしなかったことを、/神は御自分を愛する者たちに準備された」と書いてあるとおりです。わたしたちには、神が”霊”によってそのことを明らかに示してくださいました。”霊”は一切のことを、神の深みさえも究めます。-1Cor 2:9-10

カギはわれわれのにある。のことはによって知り得るのだ。

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References

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1 もちろん人類がサイエンスによってある程度治めていることは事実であるが・・・
2 ここで創世記1章1節と2節の間においてどのくらいか不明であるが「ギャップ」があったとする間隙説が浮かび上がる。すなわち2節の「混沌であって」は「混沌となって」と訳し得る。根拠としてはイザヤ書では「神は混沌を創造されない」とあることなどが挙げられる(Isa 45:18)。この間にイザヤ書(Isa 14:12)やエゼキエル書のルシファーの反逆があったと推測されるのだ(Eze 28:13-16)。
3 この「ヘビ」と訳された単語はnachashであり、名詞としては「へび」、動詞としては「欺く者」、形容詞としては「輝く者」の意味となる。まさにサタンのアイデンティティーそのものである。

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