オドロキ-ゴルゴは数学も貨幣の本質も理解している?!

わが愛読書、GOLGO13。

オドロキ(*_*) ゴルゴは数学もできる!?谷山志村予想も知っており、コンマ何秒でハッシュ関数かどうかを判別する。

最終通貨の攻防

今話題のQも指摘するように、紙幣発行権をロスチャイルドが握ったことが、現代のすべての悲劇のルーツ(FRBは民間銀行だ!)。ドルを無限に擦り続けることにより巨万の富を得る仕組み。そこである数学の天才が仮想通貨(作中:ディールコイン)を発明するわけだが、彼の動機を知ったゴルゴはそれを阻止する側から、守る側に回る。ゴルゴの人間性が分かる。

仮想通貨は基本的に金本位制と同じ。担保となるブツ(これがデジタルデータに過ぎない)が有限である限り価値が上がる。暗号を解くというマイニング(採掘)によりそのブツを得るのだが、これは上限があるわけ。そして参加者全員がそれを信じれば、それは通貨として通用する。だから、作中でも「マネーは共同幻想、一種の宗教だ」と。なかなか現代の本質を突く展開だ。

・・・が、あえて二点指摘する。紙幣はFRBの「債権証書」と言っているが、これは誤り、正しくは「債務証書」だ。それと最後の対決場面で、相手は0.16セコンドで、ゴルゴは0.17セコンドで銃を抜く。ゆえにゴルゴの負けかと思いきや、相手は早打ちするも、なんとハズレるのだ。そのセリフが「速さではなく正確さが決め手ってことか・・・」と。おいおい、そのオチはないでしょ!

まあ、とにかく楽しめることは事実。ゴルゴは多額の報酬でシゴトをするが、所詮マネーは幻想とわきまえているようだ。だから、あのゾゾタウンのバカみたいにカネに物言わせて、弾けもしない億単位のストラディバリウスを買い込んで見せびらかすという卑しいマネはしない。

人の本質とはマネーや権力を得たときに明らかになるものだ。

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