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現代の錬金術?-STAP細胞の非実在について-

理研が公表した手順で、小保方さんが再度STAP細胞の生成に成功したとのニュースが。

ところが一方で理研の「内部の人」からこんな論が出ているのだ。

次の日記で書こうと思っていましたが元々CD45はここで述べられているようにT細胞のマーカーではなく血球系の広い細胞のマーカーです.論文中でT細胞だと書いた部分は全て間違っており,ゲノム再構成についての記述も全て削除しなければならないでしょう.
最初はCD45+で細胞を選択した理由は単なる無知か,わざと(幹細胞を含む)雑多な細胞を混ぜるためだと思っていました.その中にSTAPとなりうる細胞が含まれているかもしれないからと.しかし恐らくそうではありません.他の研究者が理解しづらくするための煙幕だと,今は思っています.

察していただいた方もいらっしゃった通り,私は件の論文に直接関わる立場ではないのですが,研究所の外から見れば「中の人」になります.
内部では実名でこのような活動をしており,隠れているつもりはありません.内部でどうしても解決できなかった場合は外へ向けて情報を出すでしょうが,それまではできるだけ内部での解決を目指しています.
その目的は迅速な論文の撤回とできる限りの真相の解明がなされることであり,また動機は科学への信頼,研究所への信頼の棄損を許せないことが半分,この状態を曖昧にしておくことで私個人の研究活動も制限を受けかねないのでそれを防ぎたいという私利私欲も半分の動機となります.

内容はバイオ・インフォマティクスによるDNA解析からSTAP細胞の非実在を証明しているとなっている。残念ながら小生も門外漢ゆえ、評価ができない。しかしこの記事によると理研の内部の人で、内部では実名でいろいろと動きをされているようだ。この記事のコメントにもあるとおり、現代の錬金術とも言えるSTAP細胞。現代のコペルニクスか、希代の錬金術師か。こんなにハラハラする論文も現代においては珍しい

追記:kaho氏の記事の最新コメントを紹介しよう。専門家からするとどうもやばい感じだ。STAP細胞では性別が変わっている故にコンタミ(=混入物)があったとのことだが・・・。

Bioinformaticianのようですね。Chip-Seqのデータ、元のT細胞(?)とそこからできたSTAP細胞の性別見ると、メスからオスになってますから(Ch.XについてSeqチェックするとわかりますよ)。そもそも、何かのコンタミでしょうな。あるいは、もっと悪意あるものか。とにかく、リプログラムされても、性別までは変わるはずないので。今理研があがいてるのは、大部分の素人衆、一般世論の鎮静化が目的です。インサイダーにしてみれば、もう何をされても失笑しかないですから。

未熟な研究者が、杜撰な実験による錯誤を、誤解釈で妄信してるだけです。最近の若い研究者は、若くしてNatureなどを出すこと=成功だと思ってますから。悲しい風潮です。

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