ReBORN-神の奇跡
- 2014/04/12 20:02
- Category: 独白
- Tag: 医学 花粉症 Jmol
今年は軽いほうだったが、花粉症がバッチリと。加えて風邪を引いてしまい、喉がヒリヒリ。花粉症の薬を飲むと口が渇き、喉がカラカラになる。これに空気がかなり乾燥していることもあり、けっこうシンドイかもだ。しかし、一説によると回虫を駆除したためにアレルギー疾患が生じたとのこと。キレイキレイも実は生命にとっては危ういのだ。
花粉が目や鼻の粘膜に付着すると、花粉から溶け出したたんぱく質がマクロファージにとりこまれ、異物と認識される。この情報から花粉アレルゲンと反応する抗体ができる。それらの中で最も重要なのがIgE。IgEが肥満細胞や抗塩基球のFc受容体に結合すると花粉アレルゲンがIgEに結合する。このときIgEからヒスタミンなどが放出され、アレルギー症状が起こる。・・・というわけで、IgEの構造をどうぞ。
いつも思うのだが、このような生体高分子が私の意志とは関係なく機能して、生命現象を維持してくれている。もし生命現象のすべてを意識してコントロールしようとしたらどうなるだろうか?よく言われる例え話に、もしムカデがあの多数の足の一本一本を意識して動かしたら自縄自縛で動けなくなるだろう。生命現象の本質は無意識にある*1。意識が及ばない領域で最適な制御がなされているのだ。時にこれが独走するといろいろなトラブルも生じるのだが。
この物理的な肉体の命がそうであるならば、霊的ないのちに至っては如何ばかりであろうか。もし自分のいのちの成熟を自分でコントロールしようとしたらどうなるか?今のニッポンキリスト教を見れば容易に分かる。それはビョーキと狂気をもたらすのだ。かくして繰り返すが、神の国は人の知らない間に、人手によらず成長するのだ*2。それはすなわち私たちの意志の及ばない領域の神秘的な現象なのだ。
まことに、まことに、あなたに告げます。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。-John 3:3
これはキリスト教徒になって特定のキリスト教組織・団体に属することではない。それは神の領域における、まさに奇跡なのだ。人間にできるものでは、到底ない。ああ、それにしても、パウロの言うとおり、早いことこの地上の幕屋の束縛から解かれ、新しい霊の体を得たいものだ(2Cor 5:1-5)。
ちなみに今、CM見てたらこんなのがあった・・・。
- TOYOTA ReBORN
*1:それは身体の自動的機能に信頼していることだ。すなわち信仰である。信頼すれば自分の努力などはせずに、ただ身体の本来的機能に任せているだけ。
*2:もちろん、御言葉による霊的な水や養分の補給、賛美や祈り(特に異言)による霊の温めと養いなどの手当や世話は必要である。