Dr.LUKE'S iDLE UTTERANCE

まずは次のニュースから：

・And the winner is…Turkey

A new kind of Ottoman “empire” may emerge - no longer colonial in nature but one of influence. Foreign Minister Ahmet Davutoglu is an academic who promotes “neo-Osmanism”, a kind of Turkish Muslim commonwealth. A decline in influence of other countries in the region will subsequently also change the rules for those who need protection. If the Iranian regime collapses, not only Hamas with whom Turkey has good relations but several countries and groups including Hezbollah, will soon have to turn to Turkey for guidance and assistance of various kinds.

中東においてトルコのステータスが高まっていると言うニュース。トルコはNATO加盟国、EUにもアプローチし、一応西側とみなされているが、実はイスラムが99％（大勢はスンニ派）。トルコと言えば13世紀のオスマン帝国。ちなみに歴史的に栄えた帝国は、エジプト、アッシリア、バビロン、メド・ペルシャ、ギリシャ（4分裂）、ローマと来て、その分裂後、オスマン帝国となる。つまりオスマン帝国は7番目。それが一時停滞し、そしてまたココへ来て覇権を帯びる。

七つの頭とは、この女がすわっている七つの山で、七人の王たちのことです。五人はすでに倒れたが、ひとりは今おり、ほかのひとりは、まだ来ていません。しかし彼が来れば、しばらくの間とどまるはずです。また、昔いたが今はいない獣について言えば、彼は八番目でもありますが、先の七人のうちのひとりです。そして彼はついには滅びます。

続き
有名な黙示録17章だが、この王たちはローマ皇帝を指すのが一般的解釈（参照：時代を聖書で見る⑦）。しかし当時のヨハネから見て、ローマ帝国以前の5つはすでになく、今はローマ帝国が、そして7番目の「彼」がしばしとどまり、8番目はそれらの7人の王のひとりであると。これを普通は復活ローマ帝国としている。が、どうであろう。オスマン帝国の復活であるトルコと言えないだろうか。最後の時代を支配する帝国はイスラムの霊を帯びているはずだ。この記事が指摘するとおり、彼らのユダヤ人に対する姿勢がリトマス試験紙となる。

●中東の5,000年の帝国史を90秒で

そのリトマス試験紙に対してクリントンは、なんと、レバノン軍に資金援助すると！？

・Clinton Supports Funding for Lebanese Army

彼女によるとレバノン軍は"professional"かつ"non-sectarian"としているが、レバノンはすでにヒズボラによって実効支配されているわけで・・・。「アブラハムとその子孫を祝福する者をわたしも祝福し、彼らを呪う者をわたしも呪う」という神の約束によれば、アメリカの衰退は今後、否、すでに確実。霊的にもアメリカにはイスラムの霊に抗する力はない。

●Coming Soon (2011): End of the Dollar, End of America-Lindsey Williams and Gerald Celente

加えて、なんと、今年9月までに、67年国境線に従ってパレスチナ国家が樹立する公算が高まった。150カ国がそれを認知するとの記事。

・PA:150 states to recognize Palestine by Sept.

Ten more states to recognize Palestine within month, 150 by September, PA says

Palestinians expect broad global support: Some 150 countries will recognize a Palestinian state within the 1967 borders by September of this year, Palestinian Authority Foreign Minister Riyad al-Maliki said Wednesday.

先にEUのアシュトンが9月までに中東和平を実現するとしたが、やはり2011年秋は大いなる徴となるようだ。繰り返すが、今年のロシュハシャナ（ラッパの祭り・新年）は9月28日日没から30日。しかもダニエルの70週の条件（86月）も満たす。ノルウェイも9月までに和平が成立しない場合、PA国家を認めると、暗黙の圧力を。

・Norway may recognize Palestinian state if peace process remains stalled

対するイスラエルは和平交渉に応じられないとしている。

・Israel: No Palestinian peace deal possible now

こうしてイスラエルは孤立し、世界の重石また世界の嫌われ者として、それに対する敵意と憎悪が注がれようとしているわけだ。間違いなく、秋までに何が起こる。時代は"すでに終わった未来"が確実に再現されつつある。その動きがダイナミックに加速しつつある。私たちはソレを目撃している。

・Bible Prophecy & End Times Current Events

追記：イスラエルのネタニヤフは二国家策は同国にとって有害であると主張。しかし国際的な圧力が加わる中、何らかの打開策を打ち出す必要を求められている。

・Netanyahu: Binational state would be disastrous for Israel

Comment comes as Prime Minister expected to present Mideast peace initiative after weeks of intense international pressure over the apparent peace talks deadlock.

Prime Minister Benjamin Netanyahu is expected in the coming weeks to put forward a peace initiative in a bid to break through the deadlock in the peace process and extricate Israel from international isolation.

Netanyahu has warned in recent days during closed meetings that “a binational state would be disastrous for Israel,” and therefore it is necessary to undertake a political move that will remove this threat.