Dr.Lukeの一言映画評
- 2011/07/02 18:28
- Category: 映画
- Tag: 日常
午前中はプールとサウナ。午後は映画と巡航モード。暑い日にはサウナで汗をかき、ザブンと浸かる冷たいプールがサイコウだ。
で、映画は『マイティ・ソー3D』。50年以上の人気のアメリカンコミックの映画化。
北欧神話×アメリカン・コミックス×シェイクスピア劇が融合!
自信過剰な“オレ様”王子が目を覚ます!?神々が暮らすアスガルドの国では、全能の王・オーディンの息子・ソーの戴冠式が行われていた。しかし、敵対する氷の王国・ヨトゥンヘイムの巨人が侵入し、式は中止になる。腹を立てたソーは、オーディンの命に背き、弟・ロキたちを連れてヨトゥンヘイムへ攻め込む。その身勝手で傲慢な振る舞いに怒ったオーディンは、ソーを地の国・ミッドガルドへ追放する。米国ニューメキシコ州の砂漠に落ちたソーは、宇宙物理学者のジェーンの車にぶつかり、拾われることとなる…。
落ちてきた神がマッチョな身体を用いて地上で大活躍だ。愛するものたちのために自らの命を捧げる。が、天からの力により復活する。まあ、暑くて思考能力が落ちる夏にはこの手のものがちょうどイイ。プールで脱力した体にも実に気持ちよい。3Dの迫力映像を楽しみつつ、ちょっとウトウトと・・・。
しかし考えてみると、神が神たるままに人間となって地上に来られるわけで、言ってみればイエス・キリストそのものではないか。イエスも鞭を振り回して、宮の商売人の台などをひっくり返すなどして大活躍した*1。そして死んだが復活した、と。私たちも、世の人々に言わせれば、ファンタジー的な聖書のオハナシをマジで信じているわけで、確かに彼らからすれば、イエスは妄想病者であり、私たちもその感化を受けて妄想話を信じている者たちとなるわけだ。
かつて職場で哲学の先生と話した時、彼女いわく、「ほんとに神が肉体をとられて地上に来たと信じてるんですかぁ、イエスが肉体を取られた神である、と!?」と。小生「ええ、信じてますよ」と。・・・っと、彼女の表情がヤバイモードに変わり、会話がそこで見事に中断したことを想い出した次第。
しかし、さらにだ、私たちはそこにとどまらず、イエスが昇天した時と同じ様で地上に再び来られ(Acts 1:11)、人類を裁き(Acts 10:42)、現在の旧創造世界は滅ぼされ(2Peter 3:4)、千年間のキリスト王国を確立した後(Rev 20:4)、エクレシアと子羊の結婚の後、新しい天と地がもたらされる(Rev 21:2)などと、マジで信じているのだ。暑い夏、ついにアタマにキタかと思われても、まあ、しょうがないであろうとは思う。
* * *
アメリカでは同性愛結婚が認められ、ホモやレズが勢い付いている。6月11日のローマにおけるゲイ・パレードにレディ・ガガが登場したが、これはアメリカ政府による演出であったことをクリントンが語った。さらにはロシアは同性愛に対する理解の欠如により、こういったマイノリティの人権を損なっていると米が非難していると、プラウダ紙が伝えている。倒錯が"正常"で、正常が"倒錯"となりつつあることはニッポンキリスト教を見ても分かるのだが・・・。そのうちイエスは男ではないから「彼」と呼ぶな、とか言い出すだろう。すでに父なる神を「父」に限定するなと言う向きもあるのだ。私的にはイエスはけっこうマッチョであったと思っているのだが・・・。
*1:ある未信者の人が言った、器物損壊罪ではないか、と。なるほど・・・かもだ。