トランスフォーメーション
- 2015/01/02 09:06
- Category: 信仰
- Tag: トランスフォーメーション 神の国
「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。-Mark 1:15
悔い改めとは「自分の罪を告白し、神に立ち返ること」。これがいわゆるキリスト教の理解だ。もちろんその通りだが、それだけではない。もっと深くかつ豊か。この世で構築された世界観やパラダイムを放棄し、神の国のリアリティをそのままに得て体験すること、結果、考え方も行動も根底から変革される。これは私たちのnous(mind)、つまり思い(知性)の根底から再構築を要する。それは自然科学の諸法則を超えた世界だ。要するにやばいのだ・・・。
あなたがたはこの世の形にされ*1てはならない。むしろ、思いを新たにして作り変えていただき*2、神の御心が何か、善いことは何か、神に喜ばれ、また完全なことが何かを識別しなさい。-Rom 12:2(私訳)
それはメタモルフォーゼ、つまり思いのトランスフォーメーションなのだ。人間がトランフォームされていない古い思いで御言葉を理解し組織した体系、あるいは特定の個人の理解や体験の在り方が諸々のキリスト教神学であり、儀式・伝統・文化・・・である。神はそのような領域に拘束されない方、聖霊に自由に触れていただき、働いていただくとき、神の国の地上における現出がもたらされる。それは
しかし、このことは、「目が見もせず、耳が聞きもせず、人の心に思い浮かびもしなかったことを、神は御自分を愛する者たちに準備された」と書いてあるとおりです。-1Cor 2:9
*1:suschēmatizō:形作られる。六本木に行ってはならないとか、酒を飲んではならないとかの話ではない。私たちの内なる世界モデル(パラダイム)・認知行動モデルがこの世(aion)の形にされること。
*2:metamorphoō:昆虫の変態、トランスフォーメーション。