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2012年、デストラクション&アンコトローラブルの年

中東の反米騒乱、中国の反日デモ、相次ぐ大地震、アメリカの大干ばつ、来たるべきニッポンの大台風、海洋生物の異常、太陽の異常・・・・まことに2012年の光景だ*1。問題はそれに慣れてきていること。人は見たいことを見たいように見て、聞きたいことを聴きたいように聞くだけ。

みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。というのは、人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、自分につごうの良いことを言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々に教師たちを自分たちのために寄せ集め、真理から耳をそむけ、空想話にそれて行くような時代になるからです。-2Tim 4:2-4

要するにその中心はセルフ。自己のために、自己による、自己の手段。まことにニッポンキリスト教が証明しているとおりである。かくして時代は終末へとその様相を深めている。この混乱が拡大するほどに、人々は強力なリーダーを求めるようになる。そう、あの者の出現の条件も整いつつあるのだ。元始、人類は善悪を知る知識の木といのちの木のはざまに置かれ、その自由意志の行使による選択を問われた。その後もカインとアベル、エサウとヤコブ、サウルとダビデ、ベリアルとキリスト・・・とどちらを選ぶのかとチャレンジを受け続けているのだ。究極はセルフかキリストか。それはすなわち永遠の滅びと永遠のいのちを自ら決定すること、まことに信仰の道は自己責任の道。主はペテロに語ったように、私たちにも一人ひとりにダイレクトに問われる:

あなたは死に至るまでもわたしに従うか?

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この曲はアンジェリーナ・ジョリーの鬼気迫るリサ役が光った彼女の出世作『17歳のカルテ』のクライマックス、デイジーがリサの最後の心を抉るプッシュで自殺する時に延々と流れていたもの*2

*1:聖書預言によるならば、2012年に世界が終ることはない。最後の7年がまだ残されているからだ。しかし終りの始まりと言えるだろう。
*2:この時のリサの台詞がコワイ、「人は誰でも最後の一押しを願っているんだよ。あたしはそれをしてあげただけ!」。この映画を私の講義のイントロダクションとして毎年学生諸君に見せているのだが、特に女子学生にはかなりの好評。自分と重なる部分がけっこうあるようだ。

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