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バブルの夢よ、再び!!!

何と言う冷たい空気。肌を刺すこの鋭い痛みに似た感覚が実に☆カ☆イ☆カ☆ン!

さて、安倍氏は2%の物価上昇を目標設定し*1、大規模な金融緩和による円安と株高を狙っているようだ。いわゆるインフレターゲット政策。これは2006年から私も主張しているわけで、彼とは結構波長が合うかもだ。今のデフレ不況がバランスシート不況であることを明確にしたのが、私のfavoriteなエコノミスト、リチャード・クー氏。要するにB/Sの左が委縮しているために、相対的に借金が重くなり、カネ回りが悪くなっているわけ。左を膨らませば自ずと含みが膨らみ、気持ちがリッチになる*2。担保価値も増すために現金を安心して使うことができる。こうしてカネ回りがよくなるのだ。

ちなみにこのドラマに触発されて、89年、わが32歳の時、バブルのほぼ絶頂で今のマンションを5,200万で購入した後*3、ほんの1カ月で6,500万に上がった*4。もちろん居住用なのでその利益を実体化はできないが、B/Sで1,300万の含みが出るわけで、小市民Dr.Lukeとしてはこれでリッチな気分を味わったものだ*5。その後一挙にバブルが崩壊*6、今の資産価値は?だが、この20年、金利もきわめて低くなったため、返済が楽になりありがたかった。一時は毎月30万前後を返済し(当初は金利分に充当される)、年末に明細を見ると未払い金利が100万近くも積もっていたことがあったのだ*7。借金が増えている!?なにしろ当時の住宅ローン金利は5〜6%だったと思う*8。というわけで、今回の自民党の経済政策には私的にはかなり期待しているのだ。

そう、バブルの夢よ、再び!

*12%の意味についてはこちらを。
*2:生活物資が上昇するのは困るが、資産はどんどん膨らんでほしい。つまりP/Lに計上される分は抑え、B/Sの左に計上する分が上昇することを目指すべきなのだ。
*3:友達を集めてパーティのできるパティオのある一戸建て・・・ではないが、富士山の見える眺望最高の30平米のバルコニー付きの今のマンションは、まあ、夢見たとおりに与えられた。
*4:当時は銀行の方からぜひカネを借りてくれと頼んでくるような時代だった。サンディエゴに投資用オフィスビルの区分所有権などを購入し、合計5,400万の借金を負った。
*5:私が六本木好きなのは、その時代を懐かしむ気持ちによるのかもだ。あそこはリッチな気分を楽しめるから・・・
*6:最終的に8,000万位までいったようだ。
*7:返済額は38万位だが、オフィスビルのテナント料と金利を経費で落とし、税金還付金で充当したのだ。当時流行の投資法だ。税金と社会保障費で400万とかを搾取されていたから・・・
*8金利の計算とインフレの意義についてはこちらを参照のこと。

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