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錦瑟 李商隱

ファイル 3494-1.jpg

錦瑟(きんしつ)端(はし)無なくも 五十弦
一弦 一柱 華年(かねん)を思う
莊生(そうせい)の曉夢(ぎょうむ)は蝴蝶(こちょう)に迷い
望帝(ぼうてい)の春心(しゅんしん)は杜鵑(とけん)に托す
滄海(そうかい)月明らかにして珠に涙有り
藍田(らんでん)日暖かにして玉は煙を生ず
此の情 追憶と成なるを待つ可(べけん)や
只是れ 當時より已(すで)に惘然(ぼうぜん)

※意解は野暮、言わぬが華・・・but in a modern sense or another

Comment

電気屋

古典も詳しくないから、大胆に言えないのですが
中国では特に不幸、不遇、貧乏な人の方が、現代の私たちの心に沁みる詩を残している気がします。
それらは、ただしいけれども力のない者が、ただしくないけれども力のある者に潰されるというイエスのモデルかもしれません。

多分それは世界中でそうなんだろうけど、日本史では貧乏な人や不遇の人の文献が残されている事が少ないのでそう見えるのだと思います。
また、漢字は沢山あって覚える事は大変ですが、1文字で一文章程の意味を込める事が出来、その簡潔さが美しいです。

「望帝春心托杜鵑」 これなんかも私でもわかるように日本語読みして

「ぼうていのしんしゅん とけんにたくす」 そう声に出して読んでみると、うっとりします。

ブルースと似て、悲しみや苦しみは共有しやすいのかもしれませんが、
そう考えると對酒當歌を あの時、読んだ曹操のすごさが垣間見えるようです。  

  • 2013/03/24 13:37
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Luke

なるほど、曹操は確かに枠にハマらない男です。
漢詩はちょいとハマッてみようと思っております。
27日からよろしくです!

  • 2013/03/24 16:58
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