七夕(しちせき)を想う
- 2013/07/04 21:01
- Category: 漢詩
- Tag: 漢詩 七夕
本日、ひとつの仕事納め。夏休みがすぐそこに・・・。さて、そろそろ、7月7日、七夕の日。旧暦の7月7日は新暦の8月13日、それはもう初秋の節句。わし座の1等星アルタイル(牽牛星)=彦星と、こと座の1等星べガ(織女星)=織姫が一年1度だけ逢うことを許された夜・・・。世間は選挙だ、クーデターだと喧騒を極めているが、だからこそ、あえて夜空を見上げてこのロマンスに想いを巡らすのだ・・・・。この詩人は漢の無名氏。
右上が織姫、左下が彦星(だと、思う・・・)
迢迢たる牽牛星
皎皎たる河漢の女
纖纖として素手を擢(あ)げ
劄劄として機杼を弄す
終日 章を成さず
泣涕 零ちて雨の如し
河漢 清く且つ淺し
相去ること複た幾許ぞ
盈盈たる一水の間
脈脈として語るを得ず
皎皎たる河漢の女
纖纖として素手を擢(あ)げ
劄劄として機杼を弄す
終日 章を成さず
泣涕 零ちて雨の如し
河漢 清く且つ淺し
相去ること複た幾許ぞ
盈盈たる一水の間
脈脈として語るを得ず