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虚脱感・・・

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Twitterに流したが、福島、特に田村市の都路地区(旧・都路村)の現状を知ってしまった。少なからぬ虚脱感に見舞われている*1。この地はSugarさんが89年ごろから山小屋を手作りで始められてから、ほんとうにお世話になり、楽しませてもらった地*2。途中で芋久保さんも完全手造りログハウスをコツコツと造って来られた。東京や横浜からかなり個性的な人々が入植していたのだ。

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これはSugarさんの山小屋のすぐ脇に積まれていた汚染物の袋。人のいなそうな山の上は高線量の袋、低地の人家付近は低線量のものが山積みされている。しかし、こんなことをしてどうするのだろう?どこへ持っていくわけ?このような不気味な黒い袋が街中にいっぱいなのだ。「除染」っていったい何?田村市から双葉町へ抜けるR288の検問でも空中線量が4-5μSv/h*3。β線もかなり出ているのだが、そこで係員が何も知らず、あるいは知りつつ(?)業務を行っているのだ。

まことにこの地が汚されてしまった。ちょっと心が折れてしまって、書く気がしないのが本音だ。

*1:やはり私自身もちょっと希望的観測を持っていたことに気が付いた次第。それが完全に砕け散ってしまった。
*2:このあたりでも、今年は0.4-0.5μSv/h出てしまった。
*3:田村市から葛尾村や飯館村に抜ける道では昨年まで30μSv/hを観測していたが、今年はあちこちが封鎖されている。田村市はR288東へ向かって一旦入ると、抜けるところがない袋小路状態になっている。

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