スーパーマリオと遠藤憲一
- 2013/12/22 17:23
- Category: 独白
- Tag: 日常
小学校教諭のSalt氏は、なんでも、生徒さんから「マリオ先生」と呼ばれているらしい。ご本人も自分が丸くなったと言われる。彼とは2001年にイスラエルに一緒に行って以来だから、けっこう長くお付き合いをさせてもらっている。確かに、当時に比べればお互いそこそこ丸くなったと思う。が、小生はけっこうチャラ男系とも見られているが、同時に強面系でも通っている。そう遠藤憲一に激似と言われているのだ。
この年齢になってスーパーマリオと遠藤憲一、実に面白い取り合わせではある。Salt氏とは価値観も遊び方も人生観も才能の領域も相当に違っていると思うが、何か「芯」が相通じるのだ。これは実に不思議なこと。奈良でもいろいろとターニングポイントを迎えているようだが、新しい出発を楽しみにしている。
ちなみにあのYAZAWAですら相当に丸くなっている。円熟というとけっこうカッコイイが、まあ、酸いも甘いも噛み分けた熟男(うれだん)の境地か
リンカーンが男は40になったら自分の顔に責任を持つべしと言ったとか言わなかったとか。ニッポンキリスト教の金太郎飴的牧師面には辟易するが、それぞれの業界でもある種の顔のプロトタイプができてしまうようだ。大学教師はそれ系の、医者はまたそれ系の、しかも科によっても微妙に異なる。が、学生たちに言わせると私はよく言えば神秘的、要するに正体不明なのだそうだ。「何やってる人?」、「センセイっていくつですか?」としょっちゅう聞かれるのだが、いわゆる通常の認知のフレームから相当に逸脱しているのであろう。
人は自分のフレームに入る人には安心感を感じ、入らない人には不信感を感じる。極私的にはあえてそれを壊している部分もあるのだが、私は普通の白のワイシャツと黒のビジネススーツを着ても、どうしても石原軍団になってしまうのだ。とてもまっとうな勤め人には見られない。
ましてワインレッドのシャツと合わせると完全に○○組構成員と化すこのイデタチでうるさい学生を指差して、「おい、そこのお前、お前だよぉ。ぅうるぅせぇんだよっ!」とやると教室の空気がたちまちシュンとする。これではどんなに頑張っても小学生は相手にできない。神は適材適所に配置してくださっているようだ。まあ、いずれにしろ、お互いに洒脱というか、生活感を感じさせず、ダンディで、カッコよく、クールに年齢を重ねたいと願う昨今ではある。
Salt
遠藤憲一ってこの人ですね。確かに似てますね。ちなみに私をマリオなどと呼ぶのはほんの数人、しかもたま〜にですよ。そこんとこヨロシク。そう言えば、息子が「ドクターX」を見ながら、「Lukeさん、頑張れ」と応援していました。