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嗚呼、小保方さん

ついに不正が確定したようだ*1。これから処分決定がなされ、最悪懲戒解雇だろう。弁護団は訴訟を辞さずだそうだが、あの研究ノートでは果たして訴訟維持できるかどうか。なんだか小学生の夏休みの「観察と実験」の宿題みたいだ。そもそも科学の論点を法廷に持ち込むのもではあるが・・・。おじさんたちには、涙で潤んだ目の「STAP細胞はありまぁす」がグッときて擁護派が多いようだが、ほとんどの研究者は匙を投げている。

佐村河内氏から小保方氏、そして与沢翼氏と、なんだかハリボテの象徴が続いてしまったわがニッポン。そもそもこのニッポンという国自体がハリボテだからねぇ・・・。その合わせ鏡のニッポンキリスト教はそのあだ花。機を見るに敏なる牧師さまたちが、リック・ウォレンだの、ダビデ張だのに手玉に取られつつ、あるいはカトリックとの一致とかエキュメニカルとか、じわじわと欺瞞と廃教の道を辿っている。まことに三島の予言通りなのだ。三島には佐村河内氏も小保方氏も与沢氏も見えていた、と極私的には思うのだ*2

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日本はなくなり、無機質な、からっぽな、ニュートラルな、抜目がない経済的大国が残るであろう。

*1:理研はもうひたすらこれ以上かき回されたくない感じだ。ねじ伏せるように終息させたいのだろう。
*2:ホンネを言うと、この国にはまともな神経では生きてはいられんと思っている。どこか自分自身のうちにガス抜きする空間を作っておかないと、ガチしたら相当にヤバイ事になる予感がするのだ。対ニッポンキリスト教も同じ。とてもまともに対峙する対象ではない。実は中学の時、校友会のあり方や教師と生徒のあり方に対して長い檄文をしたためて、放送部に乗り込み、全校に読ませたことがある。スピーカーから流れる自分の言葉を聴いて、何か呆然と他人の言葉を聞いているような感覚だったことを覚えている。三島も多分、市ヶ谷で演説した時、他人事のように感じていたと思うのだ。だからガチで腹を切れた。その意味でも出力30%のアイドリングしていないと、私はこの国では生きてはいけないのだ。

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