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本日の一冊

ファイル 811-1.jpg本日は午後の遅い講義が一こまでした、ゆっくりと読書ができた次第。先に紹介した孫崎亨防衛大学教授による『日米同盟の正体』。教授はアメリカの外交戦略においては謀略を用いている歴史を挙げつつ、911テロもその可能性が高いことを指摘。かつての南北戦争から始まり、トンキン湾事件、ノースウッド事件もアメリカによる工作であるとする。911当時の状況もこれらの事件当時と似ており、アメリカは武力展開するための"因縁"がほしかったのだ。これらのシナリオは前に紹介したビデオ"Loose Change"におけるものと同じ。このビデオにはマクラマナらのサインのある文書も公開されている。国際関係においては陰謀はごく当たり前の手法であり、この点ニッポンはおめでたいほどに思考停止させられている。

また教授は安保についても、実は日本の安全を保障するものではなく、極東アジアのアメリカの戦略によるものであると指摘。よっていざと言うときはアメリカはニッポンを守る保証はないとも。そもそもニッポンには防衛に対するフレームワークはなく、国際関係における謀議謀略に対する研究も欠如。かくして思考停止したニッポンは各国の思惑のままに翻弄されていると主張。要するにカモなのだ。アメリカのアジア政策は今後中国を中心とするものに移ると予測。事実ヒラリー・クリントンと中国の怪しき関係を暴露している。またオバマもニッポンに対しては軍事協力の要請を強めると。

今後の世界の安全保障がアジアにあるとして、日本独自の道を探るか、あるいは欧州との協力関係も重要とする。私も以前に指摘したが、いずれにしろアメリカ任せの主体性の欠如の現状では、アメリカに捨てられることも十分にあり得るのだ。なぜならアメリカは自国の利益を第一とするプロトコルに従ってその時々のウエイトの置き方を計っているからである。そろそろオメデタいカプセル化社会ニッポンも目覚める時ではないだろうか?鳩のように素直に、蛇のように賢く・・・・と。

追記:田中レポートもご参照ください。WTCツインタワーの倒壊は物理学的に考えて、自然倒壊ではあり得ないのです。ましてWTC7には航空機は突っ込んでいないにも関わらず、自然落下よりも早く倒壊しているのです。それは当初ビルの所有者がうっかり漏らしたように"pull"によるものでした。アレを米政府の公式報告書どおりに理解する人はよほど"素直(=あほ)"な人か、MCされている人でありましょう。

テロ戦争の終わり(→http://tanakanews.com/090414GWOT.htm

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