逆恨みの恐怖
- 2009/05/27 08:05
- Category: 独白
- Tag: ニッポンキリスト教 精神病理
今朝もβ-エンドルフィンを十分に味わってまいりました。実に気持ちイイ。
で、例の中央大学教授殺人事件はやはり逆恨みのようです(→記事)。容疑者は大学院進学を希望するも、教授の診立てにより就職を勧められ、不本意にも就職を選び、転職を繰り返しているうちに、社会から落ちこぼれ、人生を台無しにされたと思い込んだようです。それにしてもこの手の思い込みの強い人物は実に怖い。おそらく教授に対しては相当に思い入れと甘えを持っていたのでしょう。大学卒後も訪れてきたようです。これが裏返しになる時、修羅と化すわけです。
ニンゲン、特に病んだニンゲンは侮ってはなりません。彼らは自己が受けられるかどうかがすべてであり、拒絶感を感じるならば、それまでの期待値が高いほど、裏切られたと思い込み、一転憎悪に転じるからです。それは普通の人以上の憎しみと恨みの感情で、相手に対するこき下ろしをします。参考までに米国精神医学会の診断マニュアル"DSM-IV"による妄想性人格障害者の診断基準を上げておきましょう。
他人の動機を悪意のあるものと解釈するといった、広範な不信と疑い深さが成人早期に始まり、種々の状況で明らかになる。
以下の4つ(またはそれ以上)によって示される。
(1)十分な根拠もないのに、他人が利用する、危害を加える、またはだますという疑いを持つ。
(2)友人または仲間の誠実さや信頼を不当に疑い、それに心を奪われている。
(3)情報が自分に不利に用いられるという根拠のない恐れのために、他人に秘密を打ち明けたがらない。
(4)悪意のない言葉や出来事の中に、自分をけなす、または脅す意味が隠されていると読む。
(5)恨みを抱き続ける。つまり、侮辱されたこと、傷つけられたこと、または軽蔑されたことを許さない。
(6)自分の性格または評判に対して他人にはわからないような攻撃を感じ取り、すぐに怒って反応する。または逆襲する。
(7)配偶者または性的伴侶の貞節に対して、繰り返し道理に合わない疑念を持つ。
そしてこの種の人物がニッポンキリスト教には実に多いのです。多くの場合、分裂病的なプレコックス感といって、独特の不気味なオーラをかもしていますのが、みかけは正常というという場合も少なくありません。これがある場面になるとガラっと表情や態度が一変するのです。重症のうつ病者なども同様の妄想(被害妄想が多い)をいだくことがあります。繰り返しますが、彼らとはくれぐれもガチンコしてはなりません。
追記:ちなみに金さんも韓国KCIAのプロファイリングにより、妄想性人格障害と診断されています。彼も今必死に自分を諸外国、特に米国に認めさせようと躍起なのです。問題はこの試みが頓挫した時が怖いのです。つまり彼を絶望へと追い詰めてはなりません。麻生さんは一方で「打つ手なんか分かりません」とつぶやきつつ、一方で「敵地攻撃も法理上可能だ」とのたまっていますが、舵取りにはぜひ精神病理の専門家を意見を取り入れて欲しいものです。
追記の追記:北朝鮮が韓国に軍事攻撃を警告(→記事)。やれやれ。
(独白)前にここでも書いたピアノを弾けないのに、"神の声"を聴いて、あくまでもピアノを弾くと言い張ってピアノを占拠するおばちゃんは、私の取ったある策で最近は姿を見せなくなりました。しかしまだまだ予断は許しません。この手の人物は実に執拗なのです。そして多分あちらこちらでDr.Lukeから虐待を受けたとか、カルトだとか、言い触らしていることでしょう。彼/彼女らはとにかく病んだ自分を認めてもらいたいのです。そのためには何でもするわけです。
もみじ饅頭
『そしてこの種の人物がニッポンキリスト教には実に多いのです』
それはとても悲しい事ですね。キリストを信じ、解放されたはずの身が物事にこのような対処の仕方をするのは、、、