Dr.LUKE'S iDLE UTTERANCE

小学校・中学校と9年間を同級生として過ごしたX君が、何と心筋梗塞でACバイバス手術を受けたと連絡をもらった。毎年同級会で3次会まで盛り上がるのだが、そんな兆候は微塵も感じられなかったので、ややびっくりした。しかし、やはり、こんな年齢になっているんだなあと、感慨。フリーの仕事でかなり忙しく全国を飛び回っているから、相当に無理もしていたのだろうか。それともタバコと酒のやり過ぎか?最近、マンションを購入してかなりの額のローンを組んだと言っていた。収入があるから、この年でも借りられたと。先のミッキー・ロークといい、タイガーマスク三沢といい、この年代の寂しさを感じていたときに、X君の話を聞いて、やや凹状態だ。

で、この私はと言うと、今年のドッグで左肺野下部斑状陰影の所見が出て（四角で囲んだ辺り-私の写真ではありませんがこんな感じ）、CTの精密検査でクリアだったのだが、トリグリはいつもどおりの高値。ドッグでは出なかったが、大学の検診では慢性胃炎の所見が出ていた。確かに胃は丈夫ではなく、油っこい物を食べるとかなりクル。朝はミルク系の流動食にしているのもそのため。タバコは21から25までの5年間、一日20本吸っていたが、クリスチャンになる前に止めた。酒は、量はいけないが、けっこう嗜んでいる。ライブハウスなどでまったりとした時間を過ごすのは実に楽しい。日本酒の冷酒もいいし、カクテルもいける。アルコールは大脳皮質の抑制を解いてくれる。

ところが、最近、関節系にトラブルが続出している。まず昔トレーニングで痛めた左足の膝関節の痛み。加えて右肩と左前腕部の炎症。これは多分キーボードの打ち過ぎ（いわゆる五十肩）。そこでグルコサミンとコンドロイチンのサプリを追加して摂っている。やれやれ。

一般に統計学的には故障率の分布としてワイブル分布なるものがある。これは確率密度関数が
と表されるもので、故障率は
となる。これをグラフにすると
ここで、

　・m<1のときは初期故障型
　・m=1のときは偶発故障型
　・m>1のときは磨耗故障型

を表す。人間もワイブル分布が適合しており、誕生直後は奇形などで死亡する率が高い（初期故障）。そして一定になって（偶発故障）、年を取ると成人病などの慢性疾患（磨耗型）が起きてくる。要するに身体はマシンなのだ。

昨晩スーパードクターの特番でコロッケが膝関節の問題を指摘され、減量を支持されていた。かつてのウルトラセブンの諸星団隊員こと黒部氏は、毎日5㌔のウォーキングとスイミングのやり過ぎを指摘されており、さらに脳に痴呆症の所見が見られ、だいぶショックを受けていた。かつてのウルトラセブンも、70歳にして若い方だが、寄る年波には勝てないようだ。私も脳だけはまだ診てないので、夏休みにでも脳ドッグに入ってこようかと考えている（けっこう高いのだ）。現在、左膝関節と肩と手の痛みでトレーニングができないモードなのだが、これも「ちょっとセーブせよ」との天の声と受け止めている次第。