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米核専門家、山本五十六的戦略を提案

気持ちのイイ走りだった。この時期の刺すような空気がなんとも言えない。熱いシャワーがまたカ☆イ☆カ☆ン☆

さて、昨日の山本長官だが、彼は日米の国力差を十分に認識しており、元々は海軍として三国同盟に反対の立場だった。が、その彼が自ら戦端を切ることになったわけで、なんとも歴史の皮肉と言える。彼の考えは真珠湾を速攻で撃破し、アメリカを戦意喪失に追い込み、早期の講和へ持ち込むことだった。いくさは終わらせ方が問題。しかしその「パールハーバー」もルーズベルトのシカケだったわけで、講和どころではなく、ニッポンは泥沼に引き込まれ、壊滅する。そう、もともとの山本の動機は世界の平和の実現だったのだ。少なくとも半藤一利原作の昨日の映画はそのように分析している。

で、何とアメリカにて同様の意見が出始めた。つまりイランの核開発の脅威を抑えるために、今の時期が攻撃に最適であると。しかもそれが成功すれば、中東の和平は今後長期間にわたって維持でき、アメリカ自身も今後の負担を軽くすることができるとの説だ。

Former Obama Administration strategist says US-perpetrated attack on Islamic Republic's nuclear program could spare world from very real threat

WASHINGTON - A former special adviser on Iran policy to the Obama Administration said that a US-perpetrated strike on the Islamic Republic on is the "least bad" option in dealing with its nuclear threat.

"The truth is that a military strike intended to destroy Iran’s nuclear program, if managed carefully, could spare the region and the world a very real threat and dramatically improve the long-term national security of the United States," Matthew Kroenig, a nuclear security expert at the Council on Foreign Relations who served as a strategist under Defense Secretary Robert Gates, said in an article published by Foreign Affairs Magazine.

この説ではイスラエルのイラン攻撃は失敗するとして、それを回避するためにも、アメリカによる攻撃が必要としている。・・・うーん、これはかなり焦臭い。昨日の映画でも言葉のトリックによって世論は誘導されることを指摘してた。例えば、実際には日本の敗退を、当時の新聞は「転進」と書いた。今もメルトダウンした原子炉について「冷温停止」と称している。Kroenigも"surgical strike"なる用語をもって、その戦略のメリットを強調しているが、この度は一旦戦端を開けばソレは止められないのだ。しかし、どうもソレをしたがっている人々がいるようではある。

Comment

エシュコル

山本五十六もメーソンか何処かの人だ、との説を見た事があります。果たして…。

  • 2011/12/25 10:45
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zion

負けたのはドイツと組んだからでしょう。あれを結ばずに却ってユダヤ人を擁護していたら違う展開があった。

ボクは面白かったけど、「坂の上の雲」。視聴率12%台で撃沈です。もうこれでますますテレビは大衆迎合のバラエティ化は不可避に。大衆の精神性は、こういうものは観るに耐え得ないのでしょう。

家政婦のミタは一回もミタことない!

  • 2011/12/25 22:53
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