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本日の二冊

また八王子で歪んだ自己顕示欲による通り魔殺人。「親も話を聞いてくれないので、大きな事件を起こせば、自分の名前がマスコミに出るようになると思った」と。アキバ事件の後、この種の事件が続くから要注意と、ここでも、大学の講義でも警鐘を鳴らしてきたが、残念ながらその通りになった。今の世の中、屈折して汚れた病的エネルギーが抑圧されているのだ。どんな形で、いつ噴出すか、これは誰も予測できない。ニッポンキリスト教などもすでに臨界点を超えている。

 * * *

ファイル 464-1.jpg一冊目はベンジャミン・フルフォード氏の『騙されるニッポン』。大手マスコミがいかに真実を書かないか、その理由が分かる本。要するに出しても良い情報だけが操作されて私たちに提示されているわけだ。つまりフェイク。私は以前から現代は壮大なフェイクを見せられているかもしれない、と言ってきているが、まさにその通りであると分かる。フルフォード氏はフォーブス時代、年俸2,000万を保障されていたが、当局の意向に沿った提灯記事だけを良心に反して書いており、自分が腐っていくのが分かったそうだ。数年間の葛藤を経て、ついにフリーとなる。

この人の証しを読むと、実に実直な人であると分かる。彼自身も美人局による罠に落ちそうになった経験もあるようだ。色仕掛けと脅迫が、スパイの定石。実際、ニッポンの外務官僚や自衛隊員が中国のシカケによって何人も堕ちている。同時に命の危険にも絶えず直面しており、そのストレスは相当であろうと推測する。やや感情的に脆い部分があるのはそのためであろう。しかしサムライです。

ファイル 464-2.jpg二冊目は植草一秀氏の東京拘置所内での渾身の書き下ろし作『知られざる真実-拘留地にて-』。小泉政権下のニッポンの問題を実に詳細に指摘する。私が疑問に抱いていた事の真相が語られており、実に貴重な資料でもある。また同氏が痴漢とされた一部始終が書かれており、これを読むと同氏の誠実さが切々と伝わって来る。そして警察や検察の捜査と取調べがおかしいことが証拠と証言をもって裏付けられている。痴漢は当局の意図にそぐわない者のクレジットを落とし、かつ排除するのに実に絶好のシカケである。この本を読んで私的な植草氏シロ度が90%までに上がった。

しかし正直に言って、今、アメリカの深層で起きていることは実に怖いことなのです。ここでもずっと以前から指摘してきていますが、同国の二重構造にそろそろ気が付くべきでしょう。米国の本質は今後ますます露骨に現れて来るでしょう。同国によって、政治的去勢、軍事的去勢、経済的去勢、そして今、教育と情報システムの去勢を受けつつあるニッポン。クラゲのように時々の風の流れにフラフラ漂うだけの大衆。私はすでにこの国に対しては神の裁きの御手が置かれるフェイズに入っていると感じている。

Comment

zion

理事長さんにお願いして、植草さんを大学に客員として迎えたらどうでしょうか。

  • 2008/07/23 20:39
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zion

阿含宗、エルサレムで護摩供養。

http://www.buddha-jp.com/agonsyuu1.html

  • 2008/07/23 22:38
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300分の1

私が出てきた教会牧師夫婦の行動がいよいよ怪しさを露呈し始めた様です.墓穴を掘りますね。闇は光に勝たない、と書いてある。

  • 2008/07/24 00:17
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