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本日の購入予定二冊覚え書き

ファイル 716-1.jpgファイル 716-2.jpg外務省のラスプーチンこと、佐藤勝氏と田原総一郎氏の対談形式の二冊。『第三次世界大戦-世界恐慌でこうなる』と『第三次世界大戦-新・帝国主義でこうなる』。今朝のテレビで軽く紹介されていたが、佐藤氏の予言は、①オバマがファシスト化すること、②究極の経済対策(公共事業)は戦争であることを指摘し、すでに911事件以降第三次世界大戦は始まっているのだと主張。オバマの就任演説を分析し、彼は新しいアメリカ神話を作ろうとしており、今後アフガン進出(3万から6万への増兵)により、第三次世界大戦を誘発する可能性が高いと言う。私もここでも①については同じ事を指摘し(→こちら)、②の可能性についても指摘した(→こちら)。

本質的に、神から離れたニンゲンは、自らの生存を守る存在が欲しいのだ。生命の二つの要素は、自己保存欲求と自己再生産欲求。これを担保するために神は国家と言う保護柵を用意され、そこに神の代理権威である統治機構を備えた。この領域内で国家を運営する規範が憲法として現れるいわゆる「主義・思想」である。この「主義・思想」の誕生と成長はストイケイア(諸霊)とニンゲンの思いの相互作用による。かくして世界は次々に現れる「主義・思想」の盛衰によってその歴史を刻んでいるのだ。聖書はこのメカニズムをきちんと解き明かしているが、ポイントはここでも何度も指摘しているが、「見よ、これこそ新しい、と言ってみても、それもまた、永遠の昔からあり、この時代の前にもあった」のだ。かくして歴史はダイナミックにその波を繰り返す。よって来るべき、否、すでに来ている波は・・・。

ファイル 716-3.jpg結局ついでに佐藤優+副島隆彦対談本『暴走する国家・恐慌化する世界-迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠-』(文芸社)も購入。リバータリアンにしてポピュリストを自認する副島氏の大胆な予言もあり。クリスチャンにしてカルヴァン神学の徒佐藤優氏から、無神論者副島氏は"預言者"としての認知を受ける。これは面白い取り合わせだ。

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