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本日の一冊

ファイル 936-2.jpg副島隆彦氏と植草一秀氏の対談本『売国者たちの末路』。バブル崩壊後の90年代から2000年に入ってからの小泉&竹中によるニッポンの米国への売却政治の真相を語る。この間、植草氏を筆頭に、国家に、というよりはアメリカに異を唱えた者たちが次々に"刺されて"いるのだ。りそな銀行をめぐる疑惑に関わった会計士の不審死。新聞記者も二名ほど死んでいる。植草氏の痴漢冤罪事件の経緯、橋本龍太郎氏と米国の確執、古くは田中角栄氏の失脚の真相。そして最近の小沢一郎への攻撃。かの中川昭一氏もはめられた可能性が高いとのこと。

かくして検察が決して正義の実現を図る機関ではないこと、むしろある一定の思惑の下において、ある一定の情報操作を元に動く機関であること、さらにもっと言えば、国家とは国民のためにあるのではなく、それ自体がひとつのきわめてエゴイスティクな存在なのだ。特にニッポンは三権が分立しておらず、互いに持ち合い構造になっているのだ。先に懸念した"国家の暴走"は、実は近未来のことではなく、すでに起きている。

あらゆる社会現象において、誰が最も得をするか考えるならば、その背後関係なども見えてくる。かんぽの宿売却問題もマスコミが報道する以上の裏がありそうだ。その真実に触れ、虎の尻尾を踏むとやばいことになる。副島氏も国税局との裁判を抱え、さらには盗聴や尾行などもされているとか。私は小物なので国家から狙われることないだろうが、クリスチャン・トゥデイやローカルチャーチからは十分にあり得る。なるべくならばそういったキナ臭い事柄にはタッチしないことが一番なのだが・・・・。

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  • 2009/07/08 09:21
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