終末の偽り-反十字架の霊-
- 2010/12/28 08:37
- Category: 信仰
- Tag: 終末 ニッポンキリスト教 グノーシス
朝のしまった冷たい空気が実にカ☆イ☆カ☆ン☆。私は夜のネオンも好きだが、自然も好きだ。
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さて、2010年を終わるに当たって一言。真理と偽りを見分ける鍵。きわめて簡単。それは十字架に対する反応を見ればたちまち明らかとなる。ナンセンスな哲学や神学論争に巻き込まれないように。今日、ニッポンキリスト教においてはもとより、世界的にも偽りの"福音"がはびこっている。いわく-
- そのままのあなたは尊い、神はそのままのあなたを受け入れてくださる。
- 神が人となられた故に、すべての人の中にイエスはいます。
- 宗教や信仰によらず、すべての人は神の子であり、みな救われる。
- 地獄は単なる比喩的存在であり、愛である神が人を呪ったり、裁くことはない。
- 聖書は神についての記事であり、必ずしも神の言葉ではない。
・・・etc.
かくして御言葉にはこうある:
- わたしはあなたがたの前に命の道と死の道を置く。祝福と呪いを置く。
(あなたはどちらを選びますか?それはあなたの自己責任)
- また、人間にはただ一度死ぬことと、その後に裁きを受けることが定まっている。
この兆候も聖書にあるとおり-
だれも健全な教えを聞こうとしない時が来ます。そのとき、人々は自分に都合の良いことを聞こうと、好き勝手に教師たちを寄せ集め、真理から耳を背け、作り話の方にそれて行くようになります。
まさにこの預言が見事に現在ニッポンキリスト教において成就している。ニッポンキリスト教において、私の言う「砂糖まぶしの福音」は相当に評判が悪いが、悪評を被れば被るほどに、私は内心喜んでいる。彼らの言葉が、彼ら自身の本質を証明してしまっている。「わたしは人に媚びようとしているのか、神に受け入れられようとしているのか」。
さて、アメリカにも今大いなる偽善がかなりの勢力を張っている。その名もOprah Winfrey。彼女は自称クリスチャン。彼女のOprah Winfrey Churchの参加者は200万人(どこぞのセンセイは涎が垂れるであろう)。チョー・ヨンギどころではない。しかし主の十字架も、地獄も、神の裁きも否定している。彼女いわく-
- あなたの存在は信仰によらない。
- 地獄は現存する場所ではなく、意識の中にあるものにすぎない。
- 十字架のあの人物は原型的イメージに過ぎない。それはすべての男であり、また女を表している。
- 私のマインドは神の一部であり、私はきわめて聖である。
- 私の聖さが私の救いである。
- 私の救いは私自身から由来する。
- 罪は存在しないことを覚えよ。
- 「過酷な古い十字架にすがる」といった哀れな過ちを犯すな。
- 十字架の唯一のメッセージはあなたが十字架に打ち勝てることである。
- 神に至る道はいろいろある(イエスのみではない)。
- 聖書は神の言葉そのものではない。
- 神は名のない神として来られ、信じるのではなく、感じる神だ。
- 神はすべての人の内におり、救いとは内なるジーザス・コンシャス(イエス意識)に目覚めることだ。
●The Church of Oprah Exposed
●The Gospel Of The Church Of Oprah: Jesus Did Not Come To Die
いかがだろうか。どこかで聞いている言葉ばかり。彼女は主張している:私はクリスチャンである!と。しかし覚えてください。いわゆる洗礼を受けて、キリスト教会に籍を置く者がすべて救われているわけではないのです。彼らはキリスト教徒かもしれないが、エクレシアの一部ではない。現在のニッポンキリスト教の悲惨な様は当然のことなのです。告発する者も、される者も同じ。彼らの反応は十字架に対する反応にすべて現れる。
そして面白いことにウォッチマン・ニーの言葉にきわめて自己弁護的に反応し、時には狂気の入った見当外れの非難を浴びせる症状を呈する。ある意味、彼の言葉はリトマス試験紙と言える。これで彼らが何の霊によって語っているか、明らかとなる。神学を装っても、霊は偽れない。敵の霊は自ずと反応してしまうからだ。よって相手に思いのままに語らせればよい。すべては明らかとなる。そしてその実を結ぶ。それぞれの信じたとおり・・・。
持っている者はますます豊かになり、持っていない者は持っているものまでも・・・略
そして彼らは自分を神とし、自分を裁き主とし、自分を批判する者はすべて敵、その中心の価値観はすべて自己(セルフ)にある。まさにOprah Wifreyはその体現者であると言える。ちなみにオバマも彼女を認めているようだ。オバマも自称クリスチャンだが、彼の霊はそれを否定している。カトリックはイスラエルの選びが終わったとし、また教皇自ら「小児性愛は正常」と宣言し、日本基督教団では同性愛牧師が大手を振っている。今後、さらにニッポンキリスト教も世界も偽りと悲惨、そして倒錯と狂気に満ちるだろう。彼らは神に服するのではなく、神を自分の基準に合わせるのだ。
- また、そのときは、人々が大ぜいつまずき、互いに裏切り、憎み合います。
- だから、すべて人を裁く者よ、弁解の余地はない。あなたは、他人を裁きながら、実は自分自身を罪に定めている。あなたも人を裁いて、同じことをしているからです。
神の主権に抵触する場合は、神が自ら御手を置かれる。欺かれない者は幸い。腰に真理の帯をして、目を覚ましておりましょう。
付記:ヴィオロン氏の一連のグノーシスに関する論考はきわめて重要。神の国ではアダム系とキリスト系はけっして共存できない。それを切り分けるのが十字架。切り分け、切断を否定する者は、偽りの霊と言って100%間違いない。
またこちらのマーレーも一読の価値があります:
なお、以前にサンダーシングを推薦しましたが、彼の教えにはOprahと同様の聖書に対立するニューエイジ的な要素が多分にありますので、主の血によって撤回いたします。
追記:こちらの「ZEITGEIST(時代精神)運動」も欧米ではかなりの盛り上がりを見せています。Youtubeですべての映像が見られますが、イエスの物語は古代の神話の再現であるなど、イエスを否定する霊による運動です。かつての私の著書で指摘したとおり、現代の福音の敵はヒューマニズムとニューエイジであり、その根底には古代バビロンからのグノーシスの霊が蠢いているのです。
・ZEITGEIST official website
・ツァイトガイストとバーバリアン・イルミナティ
・ツァイトガイストとビーナス・プロジェクトの描くユートピア