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Dr.Lukeの一言映画評

ファイル 1807-1.jpgハードボイルドなアメリカ人情ストーリー、『ザ・タウン』。ベン・アフレックが脚本・監督・主演をこなしている。

親から子へ家業のように犯罪が受け継がれる街チャールズタウン。一度はアイスホッケー選手として将来を嘱望されたダグも今では銀行強盗団を率い、その完璧な仕事ぶりで警察を翻弄していた。ところが、ある日の銀行襲撃で支店長のクレアを図らずも人質にとったことから、“タウン”の外で生きる人生を再び思い描くようになる。その行く手をFBIや“タウン”の元締めファーギー、さらには長年の相棒ジェムが阻むのだった。

悪党たちの友情と恋愛ドラマ。彼らは犯罪者なのだが、警察よりは彼らに感情移入が起きる。クレアを愛した犯罪者ダグは、彼女を偽っているのだが、その葛藤を通して、大人の愛情が育つ。ひとり生き残るダグが、一度も離れたことのない"タウン"を離れる時のクレアに対する心遣い。カッコイイ。昔の誰かの台詞、「生まれた時が悪いのか、それともオレが悪いのか」を想い出す作品だ。

2月はイイ作品が目白押し。DVD『三国志』も着実に楽しんでいるが、シアターはまた違う楽しみがあるわけ。

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