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Dr.Lukeの一言映画評

午前のプールとサウナは木曜日に移動というわけで、午前はぼーっと過ごし、午後から映画。

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実は先週はトム・クルーズの『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』、今週は『連合艦隊長官山本五十六』。

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『M:I』はシリーズ4作目にも関わらず、実に新鮮で、かなり楽しめる。アクションは全てトム・クルーズが自演、50近いにも関わらずバディもできている。ストーリーも終末を意識したもの、かなりリアリティがある。

『山本五十六』は役所広司が抑えた演技を淡々とこなしたドキュメンタリー・タッチ。彼の人生が明治以降の日本の戦時史と見事に重なるわけ。「真珠湾」もルーズベルトのシカケだったことが公文書で明らかになった2011年にふさわしい作品かもだ。日本の敗北を決定した「ミッドウェー海戦」の不手際なども、どうも何かシカケがあると思われてしまうのだが・・・。今の時期、意図せざるとも戦争は開始されてしまう歴史の不条理を冷静に描いていた。

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そして本日の一冊、『零戦と坂井三郎』。DVD付きのグラフィック。坂井氏の『大空のサムライ』などは中学の頃熱狂したもの。彼が太平洋上で頭に被弾、目が見えず、意識も朦朧としつつも、千キロの飛行を勘だけで基地に戻る記録などは、血のニオイまでも漂う現実感があった。従軍慰安婦問題や南京大虐殺などに関する彼の証言も貴重だ。アメリカは零戦の性能に脅威を感じ、戦後航空機をニッポンに作らせなかった。しかし「はやぶさ」で分かるとおり、わが国のテクはNo.1なのだ。が、精神的には去勢されたこの国家。すでに立ち得ない。

ちなみに最近誘拐されたと噂されているベンジャミン・フルフォード氏が次のようなメッセージを出している。かなりアブナイ雰囲気を醸しているのだが・・・。

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