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キリスト教は崩壊する

Salt氏の"Chapter29"が配信されてきた。いや、面白い。テーマは「成熟を目指して」であるが、キリスト教のあほらしさが喝破されている。むしろキリスト教が成長を妨げるのだ。ぜひお聴き下さい。iTunesがあればPodcastされます。

ここでも繰り返し指摘していること、いのちなるイエス・キリスト御自身と歴史の流れの中で形成されてきたキリスト教、i.e.,神学をはじめ、教団・思想・文化・習慣・価値観・儀式・実行などなど・・・は似て非なるものである。むしろキリスト教の体系そのものがいのちなるキリストに対立し、その流れを阻害していると言える。福音のもっとも狡猾な敵はキリスト教なのだ。

再建主義ではプレミレ・ディスペンセイション主義はイルミナティによるキリスト教の破壊を目論む陰謀であり、ロスチャイルドなどを通して聖書翻訳の底本なども改ざんされ、今日キリスト教は堕落していると説く。なるほど現状はそのとおりだが、すべてをイルミナティで説明し得るのか、私は大いに疑問である。ダービーやスコーフィールドがキリスト教の破壊を目論んでいるとは思えないし、現在のハル・リンゼイやティム・ラヘイがイルミナティの走狗として働いているとも思えない。もちろん私もイルミナティのメンバーであるはずもない プレミレ・ディスペンセイションが問題なのではないのだ。そもそもキリスト教そのものが問題なのだ。ちょうど地上にイエスがおられたとき、彼に対立したのがユダヤ教であったように、今日はキリスト教なのだ。

かくして私はキリスト教をエクソダスせよ、とこれまで繰り返し語ってきたが、すでにその時期は過ぎた。今後キリスト教は崩壊する(否、すでにしている)と同時に、エクレシア、すなわちキリストの復活のいのちを吹き込まれた有機体(John 20:22)は、地上の物理的あり方としては地下教会化する。そもそもエクレシアはキリストの奥義であり(Eph 5:32)、人間的な組織や制度などによるものではない。それらのものは確実に崩壊する/している。要するに奥義とは隠されているもの。そう簡単に明らかにされるものではない。Salt氏の言われるとおり、「キリスト教-このくだらないもの・見苦しいもの」なのだ。奥義は奥義だ。神の書いたことは書かれたとおりにしておくこと。これが人の分。真のエクレシアの在り処は神がご存知である。これで十分だ。キリスト教の改革だとか再建だとか、人の手が入れば入るほどそれは汚される。神はこの点において人の手の業などは必要とされない。まことに-

神の国は、人が地に種を蒔くようなもので、夜は寝て、朝は起き、そうこうしているうちに、種は芽を出して育ちます。どのようにしてか、人は知りません。
地は人手によらず実をならせるもので、初めに苗、次に穂、次に穂の中に実がはいります。実が熟すると、人はすぐにかまを入れます。収穫の時が来たからです。-Mark 4:27-29

主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい。主が町を守るのでなければ、守る者の見張りはむなしい。-Ps 127:1

Salt氏が指摘されている通り、エクレシアとは死と復活の原則に従って、贖われて新しい創造とされた存在であり、宗教組織などとは何ら関わりがない。この復活の領域・新創造の領域において生きる存在がクリスチャンなのだ。いわゆる「清く・正しく・貧しく」などとは何ら関わりがない。

割礼の有無は問題ではなく、大切なのは、新しく創造されることです。
このような原理に従って生きていく人の上に、つまり、神のイスラエルの上に平和と憐れみがあるように。-Gal 6:15-16

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