諏訪温泉
- 2014/01/27 09:00
- Category: 日記
- Tag: 温泉 日常
故郷は遠きにありて思ふもの、よしや異土のかたいとなるとても、帰るところにあるまじや・・・がかつての極私的感覚。しかしこの年になるとこの地もかなりイイ処に思えるから不思議だ。もともと東京生まれの私は、引っ越した当初には、周囲が野蛮人に見えて、正直怖かった。中学時代の同級生から、お前は言葉が違うと指摘されて、なるほど周りからもそう見られていたのかと思った。かくしてとにかく東京に戻ることだけを考えていた。要するにあの地には居場所がなかったのだ。
この地は湖水、霧が峰や車山のスキー場、温泉、神社仏閣、山など、実に観光資源は豊富。かつては東洋のスイスとして精密機械加工で鳴らしていたが、今は斜陽。25万人が諏訪湖周辺に暮らすが、極私的には諏訪湖市として合併したら中部の一大観光都市になると思っているのだが、なにしろ、みんながシャッチョさんになりたがる気質なのだ。原村や茅野市など豊かな行政区は岡谷や下諏訪などの貧乏人の面倒などはみたくはない。ちょうどEUと同じ構図。21世紀になったらどんな大都市になるかと思いきや、わが小学生時代とほとんど変わっていない。というより、どんどん斜陽化し、見捨てられている感が強くなっている。確かに地方は切捨てられている。
しかし、されど諏訪は諏訪だ。温泉を堪能してきた。冒険心でノーマルタイヤで雪の深い霧が峰にも登ってきた。さすが4WDだとけっこうイケル。雪景色は実に美しい。木々の枝々の雪が日光に輝いている。諏訪の利き酒セットも美味い。真澄の大吟醸山花と吟醸あらばしりを仕込んできた。
さて、また本日からトレーニングに戻ろう。