NWO&NWR（=カインの道）への道
アメリカの株式が暴落。ドルもいよいよ終焉か、と思われる事態になってきた。ここでもアメリカ経済のヤバさは何度も書いているが、振り返ってみて、アメリカを支配する層は明らかにアメリカを破綻へと向かわしめているようにしか見えないのだ。いつも言っているとおり、アメリカは二重構造だ。表は自由と平等の国。裏はオカルトによる支配だ。ちなみにグリーン・スパンがこう言っている。アメリカはデフォルトしない、だって、いくらでもドルを刷れるから、と。
この種のネタは、90年代まではいわゆる「陰謀論」としてトンデモ系とみなされていた。私も当時からヤコブ・モルガン、ジョン・コールマン、ヘンリー・メイコウ、ウィリアム・カーなどをかなり読んでいた。よってニッポンキリスト教では立派な妄想系陰謀論者とされているようだが、それでも「9.11」以降かなり様相が変わってきた。アメリカにおいてすら、今や「9.11」がアルカイダによると思っている人は少数だ。すなわちこれらの人々が指摘したこととおりに世界は動いていることを誰も否定しようがなくなっているのだ。かくして衣服の表と裏がひっくり返る倒錯現象が起きているのだ。面白いことは、これらの著作者が多くの場合クリスチャンであること、聖書的世界観の影響が濃いことだ。仏教者が陰謀論を展開することは、私は寡聞にして知らない（当たり前か・・・）。
かくして世界は既にひとつの方向へと舵を切ってしまった。社会・経済、そして霊的世界も、すべからくNWO&NWRへと向かいつつあるのだ。いつもの物理学者の井口和基博士*1もそのスジにはかなり詳しいようで、今回もジョン・コールマンの『300人委員会―「世界人間牧場計画」の準備はととのった!! 』を紹介されている。特に「人間牧場化」の部分。ジョン・コールマンは元MI6の諜報員で、Ph.D.を持つクリスチャンだ。
ジョン・コールマンの著作は膨大なのだが（私は一応揃えている）、彼の主張の要点をコンパクトにまとめた本がある。膨大な金と時間の投資を惜しむが、ジョン・コールマンの主張について知りたい人には『コールマン博士は知っていた さらに的中していく〈世界経済〉戦慄予言』をお薦めする。
ちなみにわがニッポンキリスト教も、今般、明確にこの流れに乗った方向づけができてしまったようだ。2011年はマニフェストの年。詳細はいずれ書くが、すでに書いたPCID,WEA,WCCの合同・一致宣言に象徴されるように、エキュメニカルからInterfaith Movementへの流れが加速する。そこでは「愛と平和」を旗印に、ハードコアな真理は毀損され、主の御名、血潮、十字架、み言葉は貶められる。すでにここで繰り返し報告しているとおりだ。この10年、私はニッポンキリスト教の欺瞞性を訴えて来たが、私の警告通りになっている（まあ、「ニッポンのジョン・コールマン博士」とは思っていないが・・・笑）。彼らはすでにカインの道を行く決断をしてしまったようだ。この流れに乗れば、いわゆるギョウカイで商売ができるとして、多くの人々がその流れに乗ることだろう*2。しかしそれは確実に神の裁きへと自らを招き込むのだ。Woe、Woe、Woe! 嗚呼、厄いなるかなニッポンキリスト教。しかし主は一方で、確実に真理に立つレムナント、また時代のウォッチマンを召しておられる。主につく者とあの者につく者（本人には自覚は、もちろん、ないが）、つまり羊と山羊が明確に篩い分けられる。これも2001年から警告しているとおりだ。欺かれない者は幸いだ。
そこでモーセは宿営の入口に立って「だれでも、主につく者は、私のところに。」と言った。するとレビ族がみな、彼のところに集まった。-Exo 32:26
加えて、英国の動乱は大変なことになってきているようだ。これもいつもの「In Deep」氏が記事を翻訳してくださっている。
大衆は自由と平等、あるいは人権の大義の下、国家や権威を否定し、フラット化していく。アナーキーの道、エントロピー最大化の道。その結果は荒廃だ。それは世界やニッポンキリスト教とその合わせ鏡であるニッポンでも見られる通り大愚の暴徒と化す。その象徴が民主党の愚衆政治だ。こうしていずれ彼らは自滅する。そのアパシーの中からあの者が満を持して登場することであろう。自分を礼拝せよ、と！今、愚かな大衆が求めている者、それは自分の人生を任せることができる優れたリーダーなのだ（→「オウム問題に思う」）。しかし神はこの混乱の中にあっても主権者である。この点、再建主義者こそ、神の主権と御力を見ていない。真に主につく者たちよ、今、霊の目を開いて、その御手を見よ、そしてその主権に服せ、時は近づいたのだ！
参考：
*1：お名前から推察するに、「基督の平和」と読めるゆえ、信仰をお持ちなのかもと思っている。
*2：怒られるのを承知であえて言えば、「原発村」ならぬ、「ニッポンキリスト教村」だ。
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