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人生、厄年はある

これは何かの心霊現象ではなく、迷信でもなく、一種の生活の統計的な経験則でしょう。男は42,3歳前後が危ない。

本日は某所でバイトの日。昨年まではお茶の水と横浜で、御茶ノ水ではアーサー・ホーランドさまともよく遭遇したが、今年は横浜のみ。かなり楽になった次第。それでも一日50分授業を6コマはかなりヘビー。30代の頃は90分を20数コマ/週こなし、1,900万を稼ぎ出していましたが、大学に移ってからはかなりなまっている。

で、いつも隣に座る漢文のS先生と『レッドクリフⅡ』の話で盛り上がろうと、彼を探したところ姿が見えない。出講表を見てもない。やや嫌な予感がしたが、教務にたずねると・・・、「お亡くなりになりました・・・」と。「えっ!」と、一瞬頭が白くなった。が、思い当たることがあった。
続き
昨年12月、彼は緊急入院していたのだ。理由は不明だったが、私は彼がいつも脂汗を浮かべていることが気になっていた。一週間に30コマ以上をこなし、原稿などもつねに抱えていた。巨体の割りに実に気を使う人で、大学時代は落研、落語コンテストでも優勝した実力の持ち主。扇子をいつも持ち歩き、落語家的な味のある雰囲気をかもした人だった。中国語も堪能で、大陸にもよく出かけており、私も『三国志』や邪馬台国論争などの手ほどきを受けていた。

12月の時点では過労かとも思っていたが、死因をたずねると、「敗血症」とのこと。要するに血液中に細菌が繁殖して、多臓器不全を起こして死に至る。これにも驚いた。心臓血管系ならば理解できるが、しかも入院中。これはおかしい。で、同僚の先生にたずねると、一時は退院直前まで回復したのだが、突如感染症に見舞われたらしい。彼によると院内感染の可能性もありと。確かにMRSAなどは体力が弱っている時にリスクとなるが、しかし・・・。

田舎にご両親は健在なのだが、独身のため家族はおられず、誰にも看取られなかったようだ。今も私の脳裏には彼の笑顔が浮かんでは消え、その落語家然とした話し振りの声がこだましている。享年45。各々方、決して無理してはなりませぬ。ご冥福を。

Comment

zion

昔いました教会で賛美リーダーが礼拝中に卒倒。
そのまま召天されました。若い兄弟でしたが、体形はやはりでっぷりさん。
その後次々になぞの事故死や霊的不祥事が相次ぎ、大分裂に至るのですが。

先日、会社の検診で前の方の血圧を見たら180と115。異常に高いなあ、と思ったら案の定、ドクターストップ、そのまま病院へ。
しかし保健師さんって美女が多いんだよなあ。

食生活、気をつけましょう。

  • 2009/04/16 22:02
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