Entry

トップ > 独白 > 黒田氏礼賛

黒田氏礼賛

私は2006年に日銀が量的緩和策を解除した際、まだ早すぎると指摘し、むしろインフレターゲット策を採用すべきと書いたが、その後日本経済はその懸念のとおりを、民主党の岡田氏の顔のような推移を辿った。しかし、今回の黒田氏は私の願いどおりの事を行ってくれている。株も好調。本日は出来高が史上最高だとか。資金供給を2倍に、270兆を当座口座に積み上げるとのこと。かつての緩和時代でも30-40兆だから、その規模はすごい。もっといいのは政府紙幣を刷ってひとり30万くらい配ればよいのだ。国債が上がり、長期金利も低下(本日は乱高下)。ローンも楽になる。

雰囲気的には85年のバブル前夜に似てきている。あの当時も、不況下のカネ余りがすごかった。それにプラザ合意で円が270円から150円に上がった。企業は海外へ逃避し、国内の設備投資なども低調になり、余ったカネが株と不動産に回ったのだ。それまでマンション不況だったが、その後一挙に跳ね上がった。そう、ニッポンは土地本位制なのだ*1。土地や不動産が上がれば、必ずカネ回りがよくなる。REITなども活況を呈しているようだからおおいに期待できる。私の願いは、前から何度も繰り返しているが、バブルの夢よ、再び!だ。六本木もマハラジャなどもなんとなくバブリーな匂いを発散しているし、あの当時に気持ちだけはGOしている感じだ。広末の台詞だが、うーん、バブルってサイコウ!

*1:わがfavoriteなリチャード・クー氏の言うB/S不況を改善する必要があるのだ。P/Lだけいじっても無意味。B/Sの左を膨らますこと。

Access: /Yesterday: /Today: